私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

ラン・オールナイト(2015年)

街のマフィアファミリーの元殺し屋で今は呑んだくれのおじさんことリーアム・ニーソンが、ひょんなことから親友であるマフィアのボスの息子を殺してしまってさぁ大変、夜通し走って逃げる話。

 

マフィアのボスを演じるのはエド・ハリス。昔からおハゲ召されていたけどもうめっちゃジジイ。いつのまにかこんなにジジイになったのか。いいね。ボスの息子がダメなやつで、親父に認められようといろいろ仕事を持ってくるんだけどろくでもない案件で親父からはがっかりされている。でもバカ息子ほど可愛いらしい。バカ息子役はリーアム・ニーソンが誘拐犯をボコボコにする「誘拐の掟」に出ていたヤク中お兄ちゃんと同じ俳優で、なんだろう、リーアム・ニーソンのバーターかなにかなの?たまたまかな。親父にヤクの取引を仲介するつもりが断られて取引相手とは険悪な雰囲気に。えーいやっちゃえ!取引相手を殺してしまうバカ息子。その取引相手を乗せていた雇われリムジンの運転手がバカ息子の犯行を目撃!実はこの運転手、リーアム・ニーソンの息子で、カタギじゃない仕事をして母と別れた父親を嫌っている。バカ息子は運転手を殺そうと家まで追いかけてくるが、リーアム・ニーソンと鉢合わせして逆に殺されてしまう。バカ息子が死んだことを知ったボスは、取引相手とバカ息子を殺したのは運転手だとファミリーおよび街の警察にも情報を流し、親子は町中から追われることに…。

運転手は二人の娘と、三人目を妊娠中の妻とささやかな生活を送っていた。事件の夜は妻と娘は妻のお兄さんのところに行っていた。そのまま義兄のところにいるように電話する運転手。

ボスが雇った最強の殺し屋に追われながら、運転手が殺人犯じゃないことを証明してくれる目撃者の少年を探す親子。運転手がボクシングを教えている少年が、たまたま事件の時通りかかってリムジンに乗りたがり、車内で動画を撮影していたのでその子が見つかればバカ息子が犯人であることの証明になるのだった。

いったん別れて、昔まだ一緒に暮らしてた頃の思い出の別荘で落ち合うことにする親子。運転手は妻子と義兄にもそこに逃げるように指示。リーアム・ニーソンはファミリーの刺客を切っては捨て切っては捨てる。

最終的に別荘で合流する頃には夜が明けていた。孫娘に、おじいちゃんとして紹介してもらえるリーアム・ニーソン…よかったな。だがそこに最強の殺し屋が追いついた!森へ逃げる運転手を追う殺し屋とそれを追うリーアム・ニーソン。しかしリーアム・ニーソンはやられてしまう。運転手大ピンチだが、撃たれて倒れていたリーアム・ニーソンが最後の力を振り絞って殺し屋を撃ち危機を脱するのだった。

リーアム・ニーソンの殺し屋時代の殺しをずっと追っていた刑事がリーアム・ニーソンからの連絡を受けており現場にやってくる(ヴィンセント・ドノフリオである)。この刑事はマフィアの息がかかってない、ある意味信頼できる刑事。リーアム・ニーソンは自分がこれまで殺し屋時代に殺した人間の名前を刑事に託すために逃亡中に書き記しておいたのだった。

少し時が経ち、運転手は子供が生まれていた。妻が生まれてくる子供のために家族の写真をコラージュした額縁の中には、幼い頃の運転手と若き日のリーアム・ニーソンが並んでいる写真も入っていたのだった。終わり。

 

8月頭とかに見たのでうろ覚えすぎて…。息子である運転手役はリーアム・ニーソンと並んでも見劣りしないのででかそう。妻がなかなか芯が強そうなところもいい。あと義兄が少ない出番、派手じゃないキャラの割にいい味出している。この義兄が犠牲になりませんように〜って思いながら見てた。