私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

ダーク・ネタバレS1-10

ミッケル失踪当日

男娼のところへ行きかけて、その姿を見てからやはり車で引き返すペーター。山小屋の地下室へ入る。自らを平手打ちし、祈りを捧げていると、目の前の壁に歪みが発生して、その亀裂から何かが落ちてくる。それは、少年(マッツ)の死体だった。心臓マッサージで素性を試みるが、無駄だった。首にマッツの身分証がかけられていた。トロンテに電話をかけるペーター。息子に関することだと話す。やってきたトロンテは信じられないようだったが、目の前に確かにいなくなった当時の姿のマッツの死体がある。泣き崩れるトロンテ。そこへ、老クラウディアが現れる。クラウディアは詳しい説明は後でするから、マッツをあるべき場所へ戻すと言った。


2019年11月12日

ミッケルが隣で横たわっている夢を見て目を覚ますヨナス。

マルタの部屋を訪ねるバルトシュ。マルタは泣きながら、バルトシュに謝っていた。気にするなと抱きしめるバルトシュ。

ヘルゲがいなくなって戻らないと連絡を受けたシャルロッテ

イネスに、ミハエルが未来から来たことを知っていたのか尋ねるヨナス。イネスは11月4日まで開けるなと書かれた遺書をヨナスに見せる。燃やしたのにおかしいと驚くヨナス。ミハエルは混乱しながらも辛い経験から心を守るために未来から来たと言っていると思ったと言うイネス。知ってたならミッケルを救えたのにとイネスを責めるヨナス。自分という存在の異常さを責める。

 


学校に来たヨナスを待っていたバルトシュ。約束を破って来なかったヨナスを、マルタとキスしたことを聞いたと、バルトシュは責める。父親を揶揄され、バルトシュにつかみかかるヨナス。マルタに止められ、バルトシュに追い返されてしまう。

ペーターに電話するシャルロッテ。ヘルゲが子供の頃誘拐されたかと尋ねると、1953年だと言う。話がしたいと言うペーターの電話を切る。

帰ってきたヨナスの顔が腫れてるのを見て心配するハンナ。ヨナスはなにかを決意したようにハンナと抱き合い、そして家を出た。

地下室にいるトロンテとペーター。マッツが蘇ると信じているトロンテ。彼女(クラウディア?)の予言は当たるからと。クラウディアの手帳のようなものを持っている。

洞窟に入っていくヨナス。

シャルロッテが古い新聞のデータでヘルゲの誘拐事件を調べると、そこに載っている容疑者の写真はウルリッヒだった。ヘルゲが1986年に起こした自動車事故の新聞記事も見つけたシャルロッテはペーターを呼び出す。

ノアは、装置に使った放射性物質は起点を作り出すだけで穴は壊せない、クラウディアに髭ヨナスはだまされているとバルトシュに話す。みんな何者かにだまされていると。光と闇の二つが争っていて自分たちは光なのだと。クラウディアは闇なのだと。手帳をバルトシュに渡す。

ペーターのいる地下室に入るシャルロッテ。そのとき、照明がちらつき出す。1986年も、1953年も。空に、黒いドームのようなものが広がっていた。ヨナスの装置からも黒いドームが広がり、


1986年

物見櫓に潜んでいる老ヘルゲ。

イネスに病院で手品を見せるミッケル。

タンハウスの店を訪れる髭ヨナス。タンハウスは装置を作っていた。ヨナスの分は直し、こちらは前に作った自分のものだと言う。引き出しから、ウルリッヒスマホを出して見せる。それを装置に近づけると、装置が動き出した。髭ヨナスが完成品を持ち込んだから、それに33年前のウルリッヒの忘れたスマホを近づけると反応することがわかり、装置を完成させられた。髭ヨナスは調達した放射性物質を、装置に仕込んだ。なぜ修理する気になったか聞かれ、タンハウスはわからないと答えた。パズルのピースのように、ぴたりとハマるときがあるのだろうと。

車で山小屋に来たヘルゲだが、入り口の前に老人が立っている。「利用されている、奴は約束を守らない、やめるんだ」と告げる老ヘルゲ。同じ過ちを犯してはならないと。逃げ出すヘルゲ。

牧師ノアに尋ねるヘルゲ。神が存在しないならなぜ自分たちは信じたのかと。ノアは幼い頃、戦場から来たような男と会ったと言う。男はノアの部屋の隣に眠るようになったと言う。男は「全てに意味がある」と言っていたと言う。またもノアに言いくるめられてしまうヘルゲ。次は誰かと聞かれると、ノアはヨナスの名前を言った。

孤児院の女性がミッケルを引き取りに来る。病室から動こうとしないミッケル。イネスは思い直して、自分が引き取りたいと言い出す。

森の中で鳥の死体をスケッチするシャルロッテ。そこにヨナスが現れる。今が何年か尋ねると1986年という。何しに来たのか聞かれ「命を蘇らせる」と答えるヨナス。

ヨナスがミッケルの病室を訪ねると、そこにらノアがいた。後ろからヘルゲに羽交締めにされ、意識を失うヨナス。

目を覚ますと、「あの部屋」にいた。覗き窓から、髭ヨナスが顔を見せる。この部屋の下に、あの洞窟があると言う。タイムマシンの実験台になるのだと言う。誰なのか尋ねられ、君だと答える。ヨナスは自分の過去で同じことを繰り返しているのだと。

雨の中、車に乗っているヘルゲ。そこへ、別の車が横から突っ込んでくる。頭から流血し、なんとか車から這い出す。相手の車には老ヘルゲが乗っていた。やがて来た救急車に乗せられるヘルゲ。老ヘルゲは死亡していた。

クラウディアは、ヘルゲにもらったタンハウスの本を読んでいた。

洞窟の中で装置をスマホを置いて起動させる髭ヨナス。

「あの部屋」のヨナスの前にも、黒い球体が現れた。


1953年

ティーデマンに逮捕されるウルリッヒは、ティーデマンの名前を聞き笑う。かつてティーデマンに1986年で嫌われたロックバンドの歌詞を言って笑う。未来を変えようとしているが変わってないからヘルゲは生きていると思うウルリッヒは自分を解放するように言う。「酒浸りになったのは奥さんに逃げられた後か?」

カーンヴァルトら警官に、ヘルゲの居場所を吐かせるために暴力を振るわれるウルリッヒ

地下室にいた少年ヘルゲの前に、時空の穴が現れる。向こう側には「あの部屋」のヨナスがいた。二人が指を触れ合わせた瞬間、ヘルゲは1986年の「あの部屋」に横たわっていた。


ヨナスは、クラウディアの地下室にいた。壁に貼られた自分たちの写真に気付くヨナス。部屋から飛び出すと、外は雪がちらついていた。森を抜けると、外は朽ち果てた車や立ち入り禁止の看板、異様な光景だった。装甲車に乗った武装した人々に囲まれる。顔に斜めの傷がある女性が顔を見せ、ヨナスを気絶させる。そこはら2052年だった。