私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

ダーク・ネタバレS1-8

1953年

自転車を漕いでいる少年ヘルゲ。その横をパトカーで通り過ぎるティーデマン。原子力発電所の建設工事中の現場から、少年2人の遺体が掘り起こされて発見された。目の周りが、焼け焦げている。それを、離れた場所から見ているヘルゲ。立派な屋敷に帰宅すると、厳しい母に服が汚れていることを咎められる。そこへ帰ってくる父ベルント(1986年では原発所前社長で車椅子の老人)この頃は杖をついていた。ヘルゲが建設現場で死体が見つかった話をすると、踵を返して家を出て行く。

遺体の検死報告を聞くティーデマンと上司。見たことのない熱傷、耳が焼け爛れ、首には赤い紐のコインネックレス(1986年製)がかかっていた。また、服のタグは中国製だった。遺体は中東系と赤毛とのことなので、ヤシンとエリック?

洞窟から出てくるウルリッヒ

自転車で山小屋に1人向かうヘルゲ。山小屋や地下室でひとり戦争ごっこをする。

トリケトラが刻印された本?を手に教会の前に立っているノア。

山小屋から出た所を年上の少年二人に絡まれ、金をとられ小便をかけられるヘルゲ。少年二人は人の気配を感じ逃げ去る。二人が見たのは、ウルリッヒだった。ヘルゲに気付き駆け寄ると、パジャマの老人を見なかったか尋ねる。首を振るヘルげに、いじめは抵抗しないと終わらないこと、次はかんでやれとアドバイスしてその場を去る。

街道に出ると車が停まり、ウルリッヒに道を尋ねてくる。尋ねられた先は自分の家だと答えるウルリッヒだが、車から降りてきた女性は「エゴンさん?(ティーデマン)」と聞いてくる。否定すると、アグネス・ニールセンと名乗り、息子のトロンテ(ウルリッヒの父)と越してきたと言う。アグネスに今が何年か尋ね、1953年であると確信する。老人ヘルゲ

の部屋から持ち出した時間の旅を手にしながら、その場から立ち去るウルリッヒ

タンハウスの時計屋に、ウルリッヒが訪れる。時間の旅を突きつけ、裏表紙の著者かと確認するが、その写真はもっと年老いたタンハウスのためタンハウスは否定する。改めて今が1953年を確認する。

少女クラウディアが自宅で犬と遊んでいると、少年ヘルゲが訪ねてくる。ヘルゲの母から給金をもらってヘルゲに勉強を教えているクラウディア。そこへ、アグネスとトロンテがやってくる。クラウディアの母が、二人にクラウディアを紹介する。アグネスの夫は亡くなったという。

タンハウスの店に、イネスとヤーナがやってくる。イネスが父の時計を引き取りに来たのだった。少女が母であることに気付くウルリッヒ。イネスが建築現場で見つかった少年二人の遺体の話をしているのを聞き、立ち上がる。上着を置いたまま、店を飛び出していく。

ベルント原発所長(ヘルゲの父)が建設現場で発電所について人々に説明をしている。終了後、ティーデマンに話を聞かれ、所長は少年の遺体を捨てたのは原発反対派だという。または火力発電所のやつらだとも。

クラウディアがトロンテに近所に案内するのに、後ろからついていくヘルゲ。洞窟の前で、クラウディアにもう帰るよう言われてしまう。邪魔者と言わんばかりの二人が去り、残されたヘルゲはクラウディアの連れていた犬を、棒を洞窟に投げ入れて中に入るように誘導する。棒を追って洞窟の中へ駆けていく犬。犬が戻ってこないので、ヘルゲは走って逃げた。

警察署ではウルリッヒが、遺体が息子か確かめさせろと暴れていた。そこへ戻ってきたティーデマン。遺体の特徴がウルリッヒの話す息子の特徴と一致しないことを伝える。ヘルゲ・ドップラーを知らないか尋ねられ、ベルントの息子だと言うとウルリッヒは老人だと言う。ドップラー家に大人の男はベルントしかいない。なにか怪しいものを感じるティーデマンだが、ウルリッヒは立ち去ってしまう。

帰宅したティーデマンに、アグネスを紹介する妻。アグネスはヴィンデンは祖母の出身地という。クラウディアがトロンテと帰宅し、犬がいなくなったことを告げる。探しに行くティーデマン。

改めて少年ヘルゲに会うウルリッヒ。ヘルゲはコインネックレスのことは知らない。大事そうにしている箱の中身を見せてもらうと、鳥の死体だった。殺したのか尋ねると空から落ちてきたと言う。ヘルゲに不穏なものを感じるウルリッヒ。ヘルゲが未来で少年たちを殺すと確信し、ヘルゲを殺そうとする。抵抗し逃げ出すヘルゲ。追い詰めたヘルゲの頭を石で何度も殴打する。

犬がヘルゲといると思い、ドップラーの屋敷を尋ねるティーデマン。ドップラー夫人は犬はいないと冷たく突き放す。ティーデマンを返した後、屋敷の外でヘルゲを探す。

意識を失ったヘルゲを地下室に引き入れるウルリッヒ

アグネスになにか感じるドリス(ティーデマンの妻)。

犬の心配をするクラウディア。

トロンテのシャツの下の腕には、いくつもの丸い火傷の痕がつけられていた。

ウルリッヒが忘れていった上着に気付いたタンハウスは、ポケットからこの時代にはないスマートフォンを見つける。

ウルリッヒは、地下室の前に座り込んでいた。


1986年

時計屋のタンハウスの元に現れる髭ヨナス。2人はタイムトリップについて話し合う。「トリケトラ(トリノティー・ノット)という図形、三つの円弧が繋がっている。洞窟の扉や病院に飾られた絵に描かれていたもの。未来と現在と過去の三つの次元を繋げるワームホール。時間の旅を取り出す髭ヨナス。懐かしそうに手に取り500部しか刷られなかったというタンハウス。時間旅行が夢だったと言うタンハウスだが、今は大事なものができたので、自分の居場所は過去や未来ではなく今だと話す。(大事なものとは育てているシャルロッテのことか?)ワームホールで閉じられた世界はループして、未来と過去が相互に依存し関係し合っているという仮説を話すタンハウス。その仮説は合っていて、自分は未来から来たと話す髭ヨナス。装置を見せ壊れているから直して欲しいと言う。装置にはタンハウスの名前が。髭ヨナスはこの装置が作ったワームホールで過去に来たのではなく、数ヶ月前に原発事故で漏れ出したエネルギーでできたワームホールを壊すためにこの装置を直してほしい。髭ヨナスに帰れと言うタンハウス。髭ヨナスは未来で起きたことを知りそれを変えるにはタンハウスの力が必要と言って店から去る。髭ヨナスが置いていった装置と、棚から取り出した自分の作った装置を並べるタンハウス。古いかどうか以外は寸分違わなかった。


2019年

洞窟を進む老人ヘルガを追跡するウルリッヒ。トリケトラの扉を開いて中に進む。さらに分岐を左に進む。


???

地下室の壁に貼られた、ヴィンデンの人々の写真。それを眺める老婆(老クラウディア)。