私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

ダーク・ネタバレ S1-7

S1-7

 


監禁部屋で、左耳の周りが血まみれの少年が目を覚ます。起き上がり部屋中を見まわし装置に触れる。

 


2019年

老人ホームの部屋で夢から目を覚ます老人ヘルゲ。全部思い出した、と呟く。

マッツの墓の前に立つウルリッヒ。その後、検死医を訪ね、死後10時間ほどのあの少年の遺体が長期保存された可能性はないか質問をするが、否定されてしまう。自宅でマッツの操作資料を広げ、一人で洗い直すことにする。その中にはティーデマンの警察手帳もあり、ヘルゲが森の道ではなく遠回りの州道を通ったことが記述されていた。

シャルロッテは昨日の揺れについてどこかに電話をしている。ウィラーが入ってきて、発電所の捜査令状が降りたと告げる。雨の中、発電所に赴き、捜査令状をアレクサンダーに突きつけると、アレクサンダーはしぶしぶ警察車両を中に入れる。捜索中、ウルリッヒからシャルロッテに着信が入る。1986年、ヘルゲ(シャルロッテの義父)が事情聴取を受ける予定だったが、聴取記録はないと。義父がマッツを攫い、33年後にミッケルたちを攫ったと?と尋ね返すシャルロッテ。老人ホームにいて、認知症の義父を疑うのは見当違いだと言われてもなお可能性はあると言って電話を切るウルリッヒ

発電所敷地内の竪穴を見つけ、一人降りるシャルロッテ。洞窟内で黄色い紙片?のようなものを拾う(ヨナスの上着の切れ端?)。

老人ホームのヘルゲを訪ねるウルリッヒ。ヘルゲはウルリッヒの質問には答えず「君を知ってる。私は過去も未来も変えられる」と言う。ミッケルの居場所を聞き出そうとするウルリッヒだが、職員たちに引き剥がされてしまう。

警察署でウルリッヒを説教するシャルロッテウルリッヒは、ヘルゲが何かを知っているという主張を曲げない。ティーデマンのメモの「なぜ森の道じゃない?」が気になっている。自宅に戻り、カタリナに停職になったことを告げる。カタリナはハンナとのことを知ってる、これまであなたは幸せじゃなかったの?と話す。ウルリッヒは説明すると言うがカタリナは取り合わない。カタリナはヤーナから電話があり、ミッケルがいなくなったのにマッツの話ばかりしていたと吐き捨てるように告げて去った。

ヤーナの家に行き、マッツは死んだと言うウルリッヒだが、ヤーナは33年間生きてると信じてきたと話す。電話をしたのは警察には言ってないが、マッツが失踪する1週間前、家の前で男と司祭が口論していて、今朝その男(司祭ではない方)を見たからだと言う。男は片耳が潰れていた。おかしな話だとヤーナもわかっているが、33年前と少しも歳を取らず変わってなかったと言う。

ウィラーがシャルロッテに、発電所の洞窟がどこまで伸びているか報告する。森の道の南までだという。

夜、一人で車で山小屋にやってくるシャルロッテ。ペーターに電話し、ヘルゲの1936年の聴取を知ってるか尋ねるが、ペーターは知らないと言う。山小屋について続けて尋ねるが、ペーターは自分が来たのは1987年だから知らないと言う(ペーターは1987年に来た?どこから?やはりヘルゲの実子ではなく養子なのか?)。電話を切り、地下室に入るシャルロッテ。その時、照明が明滅し始める。地下室の床に落ちている紙を拾うシャルロッテ。絵本のようなイラストが描かれている。

照明の明滅に気付き、呼吸チューブを外すヘルゲ(老)は、ベッドから起き上がる。

洞窟から出てきたヨナスは、自宅に帰る。眠っているハンナの隣に座っていた。目を覚ましたハンナに、運命を信じる?と尋ねると、ハンナは男が去るのが私の運命と皮肉る。ヨナスは、父さんは愛してたと言う。泣きそうになるハンナを、ヨナスは抱きしめた。

ヨナスは泣きながら、一人でミハエルの遺書に火をつける。

再び老人ホームののヘルゲを(おそらくこっそり)訪ねるウルリッヒだが、部屋にヘルゲの姿はなく、どんぐりで作った人形の置物?と、時間の旅という本が残されていた。本にはしおりがわりに、赤い紐のコインネックレスがはさまっていた。窓が開いており、外に出るとまだヘルゲの姿が見えた。跡を追うウルリッヒ。真っ暗な森を進むヘルゲを見失わないように追いながら、シャルロッテに電話するが留守電。「誰が誘拐したかじゃない、いつ誘拐したかだ」とメッセージに残す。洞窟に入るヘルゲとウルリッヒ

 


1986年

留置場に入っている少年ウルリッヒ

病院の壁にかけられた絵(文字が書かれた石碑の絵で、洞窟の扉についていたのと同じ図案がある)を眺めるミッケル。

目を覚ますヨナス。森の物見櫓?のような小屋で一晩明かしたらしい。現代との様子の違いを感じながら学校へ入る。廊下に座って音楽を聴いているレジーナに声をかけ、今日は何日か尋ねると1986/11/9という。レジーナに誰か探してるか聞かれ、ミハエル・カーンヴァルトと父の名を言うも知らないと言われ、イネスの息子と言うとイネスに息子はいないと言われてしまう。イネスは病院にいると教えてくれる。授業が終わったカタリナがレジーナを押し除けるようにして出ていく。

マッツの失踪に、ウルリッヒが関わってるのではないかと疑うティーデマン。発電所に、ヘルゲに会いに行く。ヘルゲはマッツ失踪の日、勤務していた。その時の話を聞きたいというが、ヘルゲは巡回の時間だと言うので明後日火曜に署に来てもらうことに。

雨の中、病院は向かって歩くヨナス。そこへティーデマンのパトカーが通りかかり、病院へ行くと言うと送るから乗るように言われる。車中でティーデマンの質問を当たり障りなくかわすヨナス。ポケットから出たApple社製イヤホンを何かと聞かれ、イヤホンと答えるとそんなものはないと否定するティーデマン。耳の中に入れると説明すると驚く(この頃はまだヘッドフォン主流?)。別れ際、悪魔崇拝が若者に流行ってるのか?と聞かれ思わず吹き出すヨナスだがティーデマンの真顔に真面目にそんなことはないと答え直す。病院に入り、そこでイネスと一緒にいるミッケルを見るヨナス。そこに、髭ヨナスが現れる。自分の見ている光景が信じられず、髭ヨナスにこれが現実か、髭ヨナスも実在するのか狼狽して尋ねるヨナスだが髭ヨナスは正常であると肯定する。ミッケルを連れ戻すと言うヨナスを止める髭ヨナス。そうすればヨナスが存在しなくなると。ヨナスの存在は重大な役割があると。

勤務を終え、車に乗るヘルゲ。

ティーデマンの聴取に、レイプはされてないと証言するカタリナだが、ウルリッヒを庇ってると思われてしまう。目撃者が誰かは教えてもらえない。

病院内でミッケルに近付こうとするヨナスだが、そこにハンナが現れる。ハンナとミッケルが言葉を交わす様子を物陰から見つめる。

洞窟の刻印の扉を開けるヨナス。

署内でティーデマンも照明の明滅に気付く。

 


???

山小屋の地下室に入っていく、1936年のヘルゲ。話の流れ的に、2019年のヤーナが見た33年前、司祭と口論していた男というのは1936年のヘルゲのことだろう。

地下室から出てくるヘルゲ。目の周りがこげついた少年の遺体(紺色の上着に紺色のニット、首には赤い紐のコインネックレス)を、シートに包む。表情は悲壮に満ちている。シートを引き摺り地下室から離れる。地下室の中には、上半身裸で床をマップで洗う男がいた。背中には、ミッケルが眺めていた病院の絵と同じ石碑の刺青。男は、ノアだった。壁に何かを書く。「1953年11月5日 1953年11月9日」