私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

失われた少女(2018年)

少女時代に行方不明になった親友のことを今も引きずり、刑事になった女性。当時、警察主導で捜索が行われたが、見つかったのは親友のネックレスだけで遺体などは見つからなかった。

人身売買を取り締まる課に所属する主人公は、拉致された少女を救出するためなら同僚たちの到着を待たず容疑者の家に単独潜入するなど無茶ばかり。相棒の男性からは煙たがられ、上司にもたしなめられている。上司は親友の行方不明事件当時、捜査をした刑事だった。

親友の母親から娘のミサをやるから来るように誘いの電話を受け教会に行くが、すでにミサは終わった後だった。教会の前で主人公とすれ違う金髪にサングラスの女性。

女性は売春斡旋組織を運営していた。その元締めには圧倒的権力を持つエジプト人の男の存在がある。かつて、客先でひどい暴行を受け売り物にならなくなった女たちが組織の人間に殺されることになった。元締めのエジプト人の指示だった。殺しを指示された男を言いくるめて二人の女性が始末されるのを免れる。やがて一人は心を病み精神病院へ、一人は組織の運営側へとなった。なぜこの女性が親友のまさに参加していたのか?

主人公は現在進行形の少女拉致事件と並行して親友の事件も単独で捜査する。

 

で、なんかまあいろいろあって結局売春組織のイケてる金髪ねえちゃんが消えた親友で、合宿研修みたいなところに女の子グループ5人くらいで参加した時に地元のちょいイケメンにコマされて、イケメンはどうやら合宿先の宿屋の母ちゃん共々人身売買組織とつながっていて、親友は拉致されて売られてしまっていた。数年後、始末されそうになったが逃亡を果たした時、妊娠していて、その子供は合宿研修のとき一緒だった主人公じゃない女友達に託されていた。女友達は拉致事件の夜、イケメンにレイプされてそれを知られたくなくて親友の行方共々すべて口を閉ざしていた。だから親友は彼女のところに産んだ子供を預けたのだった。

合宿先を訪ねた主人公は元イケメンと宿屋の母ちゃんに一服盛られて消されそうになるのだが、追いかけてきた相棒刑事のおかげで命は助かる。ところがさらに現れた上司が同僚を撃つ。実はこいつも人身売買組織と裏で繋がっていたのだった!!上司と死闘を繰り広げ、ぶち殺す主人公。

その後、女友達の息子(=親友の息子)の7歳の誕生日パーティーに親友がいる現れると踏んで待ち伏せする主人公。パーティー会場の外で、二人はついに対面する。お互い歩んできた道が違ってしまった。二人は改めて決別し、また背を向けて歩き出す。終わり。

 

相棒刑事はちなみに生きてました。最初は感じ悪い奴だったけど。