私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

不感地帯 シーズン1 第2〜6話

乳児誘拐事件、洞窟女性行方不明事件、高校生森のキャンプで殺害事件、街の唯一の憩いの場・エルドラドカフェ銃撃戦、名誉市民が女性を強姦疑惑、など毎話一事件が起こるのでこの街まじヤベーのですが…。

特筆すべきは3話の洞窟でバケモノに襲われたと言って保護された青年が、恋人も一緒にいてまだ洞窟にいると主張した事件。主人公であるロレーヌは相棒のヌヌースと洞窟に探索に入るんだけど、なんと中で行方不明になって半年の市長(ロレーヌの元カレ)の娘を発見!こんなところにいたの〜!?とびっくりしたんだけど実はこれは幻覚で、なんらかの洞窟内の物質が原因のもよう。見たいものが現れる幻覚なのかな…。ロレーヌと洞窟内で別行動になっていたヌヌースの前には検事の幻覚が。いつもよりなんか雰囲気が違う検事の口からは快楽がどうこう…。

 

ん?そういうこと?

 

あと特筆すべきは2話の乳児誘拐事件で、犯人は乳児の父親である精神科医に産後鬱の妻を雑に診察されたせいで妻が赤ん坊もろとも自殺してしまった男性だったんだけど、ロレーヌたちと乳児の父親の目の前で乳児を激流の川に投げ込もうとするのね。

「あっこれ…寄生獣オマージュじゃないですか?ひかり第一公園で倉森さんがさ…」そう、私はなんでも寄生獣に結びつけてしまう悲しい頭の病気なのだ。

ところがロレーヌは田村玲子ではもちろんないので、乳児はおくるみに包まれた状態で川の中に落とされてしまう。

そんな…倉森さんも言ってたじゃん、子供を殺すわけないだろって…。ましてや一度でも抱いた我が子を亡くした親が、他人の赤ん坊を無慈悲に殺せるものなのか…悲しい、我が子を亡くした悲しみは親をここまで追い込み鬼にしてしまうのか…。

と思っていたらロレーヌが赤ん坊がまだ生きている可能性を見つけて捜索、森の中の狩猟小屋で犯人と赤ん坊を発見!

犯人「できなかった…」

ですよねー!!倉森さん!!

 

このような1話完結の事件と同時進行で、ロレーヌの娘が市長の娘を独自に探している内によくわからん活動家集団と接触してしまい、最初は市長の娘がこの団体に拉致されているのでは…と探るのだがそんなことはなく、だんだん団体のリーダー的存在に惹かれていってしまうのだった。どうせ絶対ろくな男じゃないからやめといたほうがいいで。

あと20年前のロレーヌ自身の森で行方不明事件については、本人が記憶が定かじゃないから事故って扱いにしたけど、森の中に誰かがいることにロレーヌは確信を持っておりこっそり夜中に一人森を徘徊して調査していたりする。

 

ところで私は1話からひげもじゃヌヌースがかわいいなーと推していたのだが、4話くらいで彼が署の自分のデスクでリアルなモルモットのぬいぐるみを愛でていることに気付いてしまった…。最初はあまりにリアルなので本物のモルモットを飼っているのかと思ったのだが、署に市長が駆け込んできたときにわりと雑めに(生き物に対してにしては)引き出しにしまって隠したのでたぶん本物じゃないと思う。

その後も署内のシーンでたびたびもふもふと撫でていて大変にかわいい。

ヌヌースはあだ名らしく、フランス語で「テディベア」のことらしいです。みんなに「こぐまちゃん」呼ばわりされてるのか…谷垣じゃないんだから…。

ヌヌースは検事のこと好きなのかな…?と思っていたら、洞窟事件あたりで出てきた消防士(濃いマッチョイケメン)といつのまにか肉体関係になっていることが判明。お盛んね!でもまだ途中だけど7話までの間にこいつのこと2回も事件容疑者として疑ったりもしてるので、なんかこうヌヌースは乙女心と警察官の職務の間でゆれ動く乙女なのかなって思いました!

 

大筋のストーリーとしては市長が実は娘の失踪に関わっているのでは?ということで検事が逮捕したりして波乱。