私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

一人で見に行く映画館

映画が見終わらなかったので映画感想以外のことを書こうと思い、「初めて一人で見に行った映画」を思い出そうとしたがまったく思い出せない。

主に母親と映画館に見に行っていたが高校生になって友達と映画を観に行くことが多くなり、大学生になると親とはたぶん行く機会はほとんどなかったように思う。これは親が老眼等で字幕で見るのがしんどいと言っていたり、映画館で寝てしまうなどの理由が大きかった。

大好きsawシリーズは一部を除いて毎年一人で見に行っていたのでこの頃には一人映画を始めていた気がするが、不思議と記念すべき初一人映画はまったく思い出せない。なお夫と初めて二人で見た映画は「光の雨」である。はじめての映画デートなのでよく覚えている(チョイス…)。

子供がいない頃は水曜のレディースデーを利用して仕事の後に映画館2軒ハシゴしたりして我ながら元気だったなと感心する。新宿で「デビルズ・ダブル」というフセインの息子の影武者を描いた映画を見た後「なかなか重かったな〜」と思いつつ日比谷へ移動して見た「灼熱の魂」の激重さにヘトヘトになって終電で帰ったりした。

「灼熱の魂」は傑作であるが今後の人生であと1回見るかもしれない、見ないかもしれないというくらい、見ることを想像するだけで気が重くなる映画。ましてや今は子を持つ母の身。あの映画に出てくる「母親」の背負うものを再度見るのに心が耐えられる気がしない。それくらい消耗する作品だった。

映画館で見た記念として必ず買っているパンフレットコレクションを紐解けば記憶が蘇り初一人映画館作品も思い出せるかもしれない。それはまた別の機会に…。

今は友達がほぼ皆無となったので、映画館は子を夫に任せてもっぱら一人で行く。年に1〜2回になってしまった。それでも夫に言えば快諾してくれるのでありがたい。もともと映画好きがきっかけで知り合った相手であり昔は二人でよく見に行ったが、映画好き指数が私の方がやや高く私の方が雑多な趣味なため、私が見たい映画を夫が見たいことはわりと稀なのだ。sawシリーズやゾンビもの、シャマラン映画などは興味がないので快く一人で見に行かせてくれる。一時期は時間や体力面や経済面で映画館に行けずレンタルも借りに行ったり返しに行くのが面倒で映画を見ていない自分を悲観したりもしたが、スマホwi-fiという文明の利器と、アマゾンプライムビデオとNetflixというサービスのおかげで毎日のように映画が見られるようになった。長い通勤時間も悪くない。スマホは大画面で。いつだって映画が見られる。ノームービー、ノーライフなのである。

あっそれをブログタイトルにしたらよかったなぁ。