私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

ダーク・ネタバレ S1-3

1986年

時代を感じるTVCMの流れるニールセン家のリビング。ウルリッヒが去った後、ミッケルは家の中に入り、リビングでソファに横たわっているヤーナ(ウルリッヒの母でミッケルの祖母)と遭遇する。お互い、息子マッツではない、母カタリナではないことに混乱し、ヤーナは泣き崩れミッケルは逃げ出す。

病院で看護師として働くイネス(ミハエルの母でヨナスの祖母)。家族がいないので、家庭の都合でシフトを代わってほしいと同僚に頼まれている。

少女のシャルロッテ、道端に鳥の死体が落ちてるのを見つけ、拾って鞄に入れる。

1986.11.5、ラジオニュースでは4週間前にマッツが姿を消したことを報じている。警察への非難が高まっているというラジオを聞きながら苦い顔で電話をとる警察署のイゴン・ティーデマン(レジーナの祖父)。

少女レジーナを車で送りながら、スピーチの練習をする母クラウディア(イゴンの娘)。レジーナの外見への無頓着さを非難する。今日はクラウディアが女性初の原発所長になる日。

生徒で賑わう学校にやってくるミッケル。入り口の扉にはマッツの行方不明の写真が貼られている。ハンナと女友達と雑談をしていたカタリナと出会し、ママがこの学校の校長だと話すと校長は男性だと笑われて冷たくあしらわれてしまう。

出勤してきたクラウディアに挨拶をするヘルゲ(中年)。原発入り口の掃除をしていた。ヘルゲの父親は原発の前所長。クラウディアに、プレゼント包装した本をお祝いに渡す。クラウディアは表面上は笑顔で礼を言う。「僕たちは味方だよ」、たち??地面には「未来はない」という落書きがあり、ヘルゲはそれをモップで擦っていた。普通に考えれば、原発反対派の抗議の落書き?

イゴンは通報のあった住民のところで、羊の大量死について話を聞いていた。外傷もなく昨日まで元気だった羊33頭が地面一面に倒れて死んでいる。聖書の一節を諳んじる住民。「新しい神父」はいい人らしい。(神父ノア?)

【?】羊の大量死はシャルロッテの拾った鳥といい、洞窟の扉がミッケルの移動で発動した影響か?

クラウディアを呼び止める部下の女性。記者のトロンテ(ウルリッヒの父)が取材に来ていることと、クラウディアが依頼した1985年と1986年のなにかの資料を渡す。

警察署で羊の大量死の報告書を作ってるイゴンの元へ、ミッケルが今度は父の職場だからとやってくる。ミッケルから父の名前を聞いたイゴンは眉を顰める。不良のウルリッヒがやらせた悪戯かと疑われてしまう。

原発署の廊下で顔を合わせるクラウディアとトロンテ。2人は関係があるようだが、クラウディアはもう別れを告げている。トロンテは、マッツがいなくなり不安定なヤーナといるのが疲れると言う。今夜会う約束をして2人は別れる。

ミッケルはティーデマンの部屋で待つ間、どこかに電話をかけてみたり(使われていない番号として不通)、ティーデマンのデスクのジッポをくすねたり、マッツの行方不明の記事を眺めたりする。ティーデマンに手当てのために呼ばれたイネスがやってきて、病院に連れて行ってくれる。

ティーデマンはニールセン家を訪れる。ウルリッヒの部屋の壁に、原発の入り口前に書かれた落書きと同じものが書かれている。ウルリッヒは「ティーデマンが飲んだくれてるから弟が見つからない」と警察に不信感がある。ティーデマンは部屋に羊の蹄(ロックバンド由来のインテリア…?)を見て、羊の大量死と結びつける。そこへヤーナが現れる。マッツが鍵を持ってないから、玄関は開けていると言う。

診察を受け帰っていいと言われるミッケルだが、帰る先がわからない。不安で泣いているとイネスが慰めてくれ、今日は病院に泊まっていいと言う。

所長室の片付けをしている原発前所長ベルント・ドップラー。そこへクラウディアが資料を持って入ってくる。引継ぎで報告された内容が違っていることを問い詰めるが、前所長はどうにもならないことは知らなくていいと教えようとしない。

森の中で拾った鳥の死体をスケッチするシャルロッテ

羊の死体を検死する検視官とティーデマン。蹄のかけている羊はなく、突然の心停止が原因。羊は数頭がパニックになると群全体に広がることもあると言う。痕跡もないことから悪魔崇拝者の仕業とも考え難い。鼓膜が両方破れているのが奇妙だ。

前所長に案内され、原発敷地内の施錠された柵に囲まれた竪穴を訪れるクラウディア。渡されたライトを持って1人穴を降りていく(前所長は車椅子の体なので)。その奥には、無数の黄色いドラム缶が積み上げられていた。

手当をしてくれたイネスに「未来から来た」と告げるミッケル。イネスは、ミッケルの手元に未来から来たヒーローのコミックがあるのを見る。

帰宅したレジーナは母の遅くなるという留守電を聞いて、自分の右手首を見る。奇妙なリストカット痕?がある。

羊の大量死の現場を訪れるティーデマン。異音が響き、背中に鳥の死体が落ちてくる。手に持ったライトが明滅する。次々と鳥の死体が降ってくる。

ガレージの冷凍庫に鳥の死体を入れるシャルロッテ。照明の明滅に振り返る。

病室の窓から抜け出すミッケル。洞窟へ向かい、くすねたジッポの灯りで中に入っていく。

バス停でバイクを停めて一服しているウルリッヒ。そこにハンナが自転車で通りかかる。2人は並んで座って、世界の終末を語り合う。世界が終わって、ヴィンデンのない世界になるといいと。

ミッケルが病室から消えたことに気づくイネス。

ウルリッヒとハンナの去った後のバス停に車を停めているトロンテ。

車内でヘルゲのプレゼントを思い出し開封するクラウディア。タンハウスの著書「時間の旅」。

鏡の前で口紅を塗るレジーナ。2019年のレジーナは、胸のしこりを確かめていた。

タンハウスは時計店の中で、例の装置を完成させていた。


2019年

ウルリッヒは夜中、洞窟の中へ1人侵入する。例の扉をこじ開けようとするが上手くいかない。その物音が、1986年の洞窟にあるミッケルに聞こえる。叫ぶミッケル。扉の向こうではない方からその声を聞いたウルリッヒ。2人はそれぞれ、洞窟の入り口に戻る。

ダーク・ネタバレ S1-2

2019年

ミッケル失踪翌朝、捜索する警官たちを眺める男。フードをかぶりリュックを背負ってスーツケース型の装置を持っている、33年後から来た髭ヨナス。

【?】ヨナスの足元に鳥の死体が落ちている。発電所ダークマターや、洞窟の扉が発動すると鳥が死んで落ちてくるのか?

2019年のヨナス、寝起きに耳から血が出てきて、血まみれのミハエルに呼ばれる夢を見る。

発見された遺体は10〜12歳の男児、死後16時間。急降下や回転の遠心力等によって生じる加圧が原因か、鼓膜が破れている。現場ではない場所の赤土がついていた。服装が80年代。首にかけられた銅貨(エリックにかけられているものと同じ)は1986年製1ペニヒ銅貨。紐は赤。

単独で洞窟内を探すウルリッヒ放射能マークのついた扉を見つける。

フランツィスカがあの夜洞窟の前に現れたのは、学校で洞窟と薬の話をしてるのを聞いたから、らしい。(とは建前で、隠してる手紙の心配?)

【?】ミッケルのニュースを車内ラジオで聞いて泣くペーターの理由

バルトシュの電話に出ないマルタ(カタリナと家にいる)

トロンテ(ウルリッヒ父)、妻ヤーナに隠れて血の付いたセーターを洗濯機に入れる。昨夜は車がなく、いなかったらしい。

【?】誰の血?

ウルリッヒは洞窟の扉からミッケルが原発に入ったと思い、シャルロッテ原発の捜索令状をとるよう頼む。

アレキサンダーはオベンドルフ(エリックの父)に、警察の捜索が入る前に「何かを」片付けるよう脅しながら指示する。

【?】アレキサンダーはなぜ警察の捜索情報がわかった?ウェラーから密告?

森のホテルに泊まりに来る髭ヨナス、受付しているレジーナが遭遇。

父ミハエルの部屋(自殺した部屋)に入り、父の遺した絵を眺めるヨナス

ヤーナはマッツの思い出の箱から、キン消し的人形を取り出して眺める。墓標の上に置いて、定期的に替えてるよう。

洞窟の中から、フードの男が立っている(神父ノアか?)

ホテルの部屋で、髭ヨナスは「時間の旅」と、紐のつけられた鍵を持っている。髭ヨナスの装置は赤茶の木箱に入っている。

ミハエルの部屋で隠された洞窟の地図を見つけるヨナス。

【?】地図は誰が書いて、誰がミハエルの部屋に隠した?ミハエル本人?

子供部屋で椅子に拘束されるエリック。フードの男は顔が見えないが、アダムかノア?室内に流れるテレビ番組で話している科学者風の男はタンハウス?

雨の中、門扉越しに原発内の捜索を訴えるウルリッヒだが、アレキサンダーはにべもなく断る。

エリックの薬が入ったジップロックスマホが入ってるのを自宅で見つけるバルトシュ。だがパスコードがわからない。

電話に出ないウルリッヒを訪ねて警察署の待ち合いで待つハンナ。ウルリッヒは慌てて倉庫内に引き込む。慰めるようなていで密室でウルリッヒに迫るハンナだが、さすがにウルリッヒには拒絶されてしまう。ハンナは無言だが、内心は面白くなさそう。

現場近くのタイヤ痕や赤土から、オベンドルフに思い当たるウルリッヒ原発職員ならミッケルのいなくなった日も原発にいたのでは?オベンドルフの家の敷地内の倉庫などに勝手に押し入り捜索をする。物音を聞いたオベンドルフは銃を片手に倉庫へ。ウルリッヒは倉庫の床下に、地下へ続く扉を見つけ、下に垂らされた鎖を引く。鎖の先には、丸い物体を包んだ袋がついていた。ウルリッヒに銃を向け声をかけるオベンドルフだが、その制止を聞かずにウルリッヒは袋を破り開ける。中には薬が詰め込まれたジップロックがたくさん…。エリックと一緒に薬を学校で売り捌いていたという。オベンドルフが昨日原発にいなかったことを確認しウルリッヒは立ち去る。

夜の森の中、目の周囲が焼け焦げたエリックの足を持って引き摺り歩くフードの男。

秘密裡に原発からなにかを、トラックのコンテナに積む職員を見守るアレキサンダー

ヨナスとハンナ、自宅で寄り添って語らう。ミッケルの心配の話から、ヨナスは父ミハエルに秘密があったと思うか尋ねる。ハンナにとってもミハエルは謎が多かったらしい。父を愛していたかヨナスに問われ、ハンナは笑うだけで言葉では答えなかった。

トロンテは隣でヤーナが眠ってるのを確認し、そっとベッドを抜け出す(ヤーナは気付いていた)。

帰宅したウルリッヒに、カタリナはなにがあっても真実を言うよう伝える。抱きしめ合う2人。

洞窟から異音がし、ヴィンデン中の照明が突然明滅を始める。不穏を感じる人々。シャルロッテが警察署から出ると、鳥たちが地に落ちて死んでいた。

ホテルでは髭ヨナスが壁にミッケル失踪の記事を貼り、「ミッケルは『いつ』へ?」と見出しを書き直していた。

朝、洞窟から出てくるミッケル。洞窟の外は昨夜と様変わりしており、森を駆けて街へ戻るミッケル。自宅へ帰るも、青年ウルリッヒが出てきて「家に帰れ」と言われてしまう。迎えに来たカタリナとも顔を合わせるが、2人ともミッケルを知るはずがない。家の前に置かれた朝刊は「1986年11月5日」

 

1986年

マッツ12歳で行方不明、ウルリッヒは15歳の時。

ネタバレ・ダーク S1-1自分用メモ

100年ぶりに更新。

Netflixで見てたドイツのドラマ「ダーク」を、シーズン2の1話を見た後一年くらい放置して、最近見るのを再開したらシーズン1の内容がところどころ記憶喪失状態なので、結構キャラを覚えてる今の状態で改めてシーズン1を見直す。シーズン2は全部見た。シーズン3は見直してから見る。

 

自分用メモなので箇条書き、【?】は自分的な謎。のちのちわかったら追記したい。

 

S1-1

2019年

6/21 ミハエル自殺

11/4 ミハエルの遺書の開封


エリックは行方不明の赤毛の少年。

ヨナスは二ヶ月休学してペーター・ドップラーのカウンセリングを受けていた。休んでる間に、いい感じになってたマルタ(去年の夏のパーティーで関係あり)がバルトシュと付き合い始めててショック。

来年、2020年に原子力発電所は閉鎖することが決まっている。

ウェラーの右目が負傷したばかりなのかまだ包帯。

ヨナス、バルトシュ、フランツィスカは同じクラス。

ウルリッヒの母(ヤーナ)は緊急通報したりして不安定。いまだにいなくなったマッツを探し求めている。

ヘルゲは老人ホームに入所しているが、脱走して保護者会に乱入し「また起きる」と告げる。息子の妻であるシャルロッテが保護する。

エリックはどこかわからない子供部屋で古いMVを垂れ流され監禁されている。部屋の中央には拘束具のついた椅子がある。

ハンナは理学療法士として原子力発電所に出入りし所長のティーデマンドに施療している。

マルタはマグヌスの姉らしい(姉貴発言)。

手紙を時間通りに開封するイネス。

同時刻、ヨナス、マルタ、マグヌス、ミッケル、バルトシュ、フランツィスカが洞窟の前に隠されているエリックの薬を探しに集まる。

洞窟から異音がしたためみんな走って逃げるが、転んだヨナスは一緒にいたミッケルを見失ってしまう(後に、これは未来に行って戻ってきたヨナスがミハエルを洞窟へ導いたことがわかる)。

【?】ヨナスが森で見た血まみれのミハエルの意味。ミハエルは自殺する当日に戻ってきたヨナスから聞かされるまで、装置のことは知らないから別の時間から来たミハエルということではなく、単なるヨナスの幻覚?

遺書は読んだイネスによって箱にしまわれる

【?】保護者会参加者のスマホが一斉に鳴る→地域の同報メール的なもの?

【?】ペーターがシャルロッテに話があると言ったのは何の件?

【?】森で見つかった子供の遺体(耳から目にかけて一直線に焦げ付いている)は誰?

エリックはフードの男に子供部屋の中央の椅子に拘束されて、首に1の刻印の銅コインのネックレスをかけられる(紐は赤)

【?】フードの男は誰か?子供部屋の装置の意味、必ず死ぬのか?子供の頃のヘルゲは顔と耳が焼け爛れたが、なぜ死ななかったのか?


1986年

マッツが行方不明になる


1953年

原子力発電所の始まり(イネスが聴いてるラジオ?)

ユージュアル・ネイバー(2019年)

家で、医師の母と看護師の父に看護されているほぼ寝たきりの少年。完全寝たきりではなくあんまり歩き回れないくらい。近所に引っ越してきた同い年くらいの少女と、窓越しに知り合い、会話したりするように。

初めての友達ができたので部屋に入れてテレビゲームをしたりするのだが、帰ってきた母ブチ切れ。少女は追い出されてしまうし、少年の部屋からは飾っていたおもちゃや壁紙を引き剥がし窓を釘で打ち付けてしまう。

ハ?母ちゃん狂ってるんか??

めげない少女はこりずに忍び込んで少年と遊んだりするのだが、母が帰ってきたのに慌てて隠れようとして秘密の地下室に入ってしまう。そこには少年よりはるかに具合が悪そうで意識もなさそうな、寝たきりの少年が…。地下室にかけられていたレントゲン写真に、少年とは違う名前が書かれていた。

なんとか家から脱出した少女はレントゲン写真の名前をネット検索する。それが昔、誘拐された新生児の名前であることを知る。少年にそれを伝える少女。地下室の子は誘拐された新生児で、自分に心臓を移植するために育てられ監禁されてるのか?!と戦慄する少年だが…。

 

実は逆で、少年が誘拐された子供で、地下室の少年が夫婦の実子だったのだ。母は地下室の実子のために少年を育てていただけだが、父は少年にも同情的で、真実を知らされた少年を少女と一緒に逃してやる。怒り狂った母、二人を猛烈に追いかけていく。

父は地下室の少年の生命維持装置を外し、家に火を放った。家が燃えてることに気付いた母は慌てて地下室に戻る。三人は焼け落ちた家と共に…。

 

保護された少年は憧れの野球ができるまで元気になったのだった!(随時血とかなんかいろいろ抜かれてたのかな?地下の実子の命を維持するために…)

 

少女は両親を亡くして祖父母の家に引き取られて引っ越してきたんだけど、祖父母はいい人なのに「あの家なんか変なの!」という少女の訴えはなんかスルーされるし、少年を救うにはどうしたら…と悩む少女にええ感じのこと言うやで!って感じでアドバイスする祖父といういいシーンがあるのだが、その割に少女は単身家に乗り込むし、祖父母の存在とシーンがちぐはぐな感じだった。

 

父役はマイケル・シャノンという人でなんか見たことあるな〜と思ったら「コンプリート・アンノウン」という映画に出てた人だったんだけど(他の出演作は見てなかったりこの人は記憶にない…)、なぜか本人のウィキペディアの出演作には「コンプリート〜」載ってないのだった。まあそんなに面白くなかったか…。

 

邦題はなんだろう、「普通の隣人」と見せかけて普通じゃない!ってしたかったんだろうけど原題「The Harvest」のが怖くない?

 

収穫…。

招かれざる隣人(2018年)

妊娠中の主人公夫婦の階下に、同じく妊娠中の夫婦が引っ越してきた。アート肌っぽい主人公は、パリピな下の妻とはちょっと合わないかな〜って感じなんだけど、出産予定が近いから向こうがグイグイ来る。

下の夫婦を夕食に招いたら帰りに下の妻、階段から転落し、結果流産。相手の旦那(妻より結構年上で仕事バリバリ系のおっさん)が、オタクの猫にびっくりしたからだと非難してきたので主人公の夫もカッとなっていやいやお前の嫁さんお前に隠れて酒ガバガバ飲んでたからフラフラしてたんだろと言い返してしまう。

最悪険悪になった両夫婦。下の夫婦は一時的に引越してしまう。

主人公の出産後、戻ってきた下の夫婦は二人に謝罪し、両夫婦はまた交流を始める。育児に疲れた主人公は下の妻に赤子を預けてリフレッシュに行ったり…。しかし夜なかなか寝ない赤子にイライラ!

ある日、赤子を預けた後に下の妻が赤子に授乳しているのを目撃してしまう主人公。

赤ちゃんを盗もうとしてるでしょ!と自分の夫の前で下の夫婦を非難するが、誤解よ…良かれと思って預かったのに…悲しい〜みたいにされてしまう。

夫は妻にここから引っ越そうと提案するが、仕事で家を空けた隙に女性(顔は見えないようになっている)がベビーカーで外出し、川にベビーカーから取り出したなにか(おくるみでくるまれている)をポーイ!!

夫が帰ってくると、主人公は浴室で死んでおり、赤子はいなかった…。

 

ここで私が考えたのは二つ、

 

ポイした女性は誰か?

下の妻?

それとも実は心をすっかり病んでしまった主人公

ポイされたのは何か?

赤子?

もしかして猫じゃない?

 

正解は、女性は下の妻でポイしたのは猫でした〜!

玄関前に配達される牛乳に下の妻が睡眠薬かなにかを仕込んで、意識を失った主人公をバスタブに沈め、赤子を盗み、猫をポイしたのでした〜!

猫ポイは主人公が育児ノイローゼで赤子を捨てて自殺しました〜という偽装工作だったのかな?防犯カメラの映像とかに残るように…。

残された夫は引越し、下の夫婦も引っ越して行った。

新居に赤ちゃんを連れて。ヤッタネ!!

 

ノリの合わなさそうな隣人と無理に付き合わない方がいいという話かな?

 

 

 

5.パラサイト 半地下の家族(2019年)

全員無職の貧困家族。父、母、頭はいいのに大学に入れないお兄ちゃん、実力はあるのに予備校に行けず美大に行けない妹の四人家族。元防空壕の半地下アパートに住んでて、上の階のおばさんちのWi-Fiにタダ乗りしてネットやって、家族全員で宅配ピザの箱組み立て内職とかその日暮らし(しかも組み立てが雑でピザ屋に怒られる)。だがそんなに悲壮感はない四人。

ある日、お兄ちゃんの高校時代の友達がやってきて、自分の留学期間に今やってるお金持ちの家の女子高生の家庭教師の代打を紹介してくれる。妹の技術で大学生であることの証明書を偽造し面接へ。女子高生の母親である奥様は若くて美しいけど、スレてなさすぎてちょっとアホ。お兄ちゃんのそれらしい指導方法にあっさり感心して雇ってくれることに。さらに女子高生の弟で変わり者の小学生の美術の家庭教師として妹を紹介することに。

二人は兄妹であることは伏せて、それぞれいい家柄の大学生を装う。妹もこれまたそれらしいことを言いまくって、奥様のハートを鷲掴み。奥様はさっそく妹も雇うことに。そこへ金持ち家の家長であり会社社長が帰ってくる。若くしてイケメン。社長は自分の専属運転手に妹を駅まで送らせてくれる。人間性もできている社長。妹は車内で運転手に粉をかけられるが適当にあしらい、別のことを思いついてこっそり車内でパンツを脱ぎ捨てる。

後日、車内でそのパンツを見つけた社長。運転手が車内に女を連れ込んでコトに及んだと判断し、家で奥様に話して静かに激怒。そこへ家庭教師に来ていた妹、上手いこと話に入って「私の叔父さんの運転手さん、叔父さんがアメリカ(かどっか)に赴任して暇してるみたいなんですよね〜」と誘導してまんまと父を専属運転手に送り込むことに成功。

このお金持ちの家には、家政婦のおばちゃんが一人いる。有名な外人の建築家が作ったこのお屋敷は、最初は建築家本人が住んでいて、その時からこのお屋敷で家政婦をしているという。隙のないおばちゃんだが、今度はこのおばちゃんを追い出して母も雇ってもらおう!と家族会議。おばちゃんが桃アレルギーなのを利用して、おばちゃんの咳を誘発。おばちゃんは結核なのでは…?と三人で奥様に吹き込む。ついには奥様の目の前で妹が桃の毛をおばちゃんに吹きかけ、咳き込んだあとのゴミ箱のティッシュに父がケチャップぴゅー。吐血までしてるわ!!と青ざめる奥様。かくしておばちゃんは荷物一つで家から解雇され追い出されてしまう。

家政婦いなくて困るわ…と車内でぼやく社長に、父は「メンバー制の人材派遣会社があるんですよ…私もそこに登録を誘われたんですが社長に雇っていただいたんでお断りしたんですけどねっ」と名刺を渡す。さっそく奥様にかけさせると電話に出るのは妹なんだけど名演技で母を派遣することに運ぶ。

こうして一家は全員、お金持ち一家に寄生することに大成功したのだった!(さらにお兄ちゃんは上手いことやって女子高生に惚れられている)

金持ち家の息子の誕生日、家族でキャンプに行くことになり、お屋敷の中は住み込み家政婦の母一人になる。そこに三人もやってきて、お屋敷のリビングを我が物顔で使い飲み会開始。楽しく過ごしていたところ、外は豪雨なのに訪問者が…。

やってきたのはずぶ濡れの元家政婦のおばちゃん。忘れ物をしてしまって取りに行きたいとのこと。隠れる三人、母が対応する。地下室の倉庫に…と低姿勢でお願いするおばちゃん。だが、地下室の倉庫の棚を動かして、おばちゃんは隠し部屋の扉を開きさらに地下へと階段で降りていく…。遅くね?と様子を見に行く母。地下室に驚いて降りていくとそこには…。

 

あまり快適そうとは言えない小部屋があり、小汚えおっさんが住んでいたのだった!!!!

 

おっさんに水と食べ物を与えるおばちゃん。追ってきた母に事情を説明する。なお他の三人も階段の物陰で隠れて聞いている。建築家は地下シェルターとしてこの隠し部屋を作っていたが今の一家はこの部屋のことは知らず、それをいいことに仕事に失敗した夫を、この部屋に勝手に住まわせていたのだ。真の寄生虫である夫は宿主の社長をリスペクトしている。馬鹿馬鹿しいことに、リビングの自動センサーライトは実は自動センサーなどではなく地下室にスイッチがあり、人が来たことを察知したこのおっさんがポチッとしてたのだという…ア、アホか。これからもここに住まわせてとお願いするおばちゃんに高圧的に出る母だが、お兄ちゃんが階段で足を滑らせて物陰から三人が転がり出てしまう。途端に形成逆転し、四人が他人同士ではなく一家であることを見抜いたおばちゃんは四人のやりとりを携帯で動画撮影し、それをネタに四人を脅す。四人をリビングに正座させ、酒や食べ物を漁る夫婦。やがて起きる携帯を奪うための乱闘───。そこへ電話がかかってくる。

母が出ると奥様だった。豪雨でキャンプはやめにして帰ってくるという。あと8分で。ジャージャー麺食べたいから用意しといて〜。

夫婦を地下室に蹴り落とし、扉を閉める。散らかりまくったリビングやキッチンを大急ぎで片付ける。そしてジャージャー麺を作る!!8分で!!

三人がお屋敷から脱出する前に一家が帰ってきてしまい、三人はリビングのでっかいローテーブルの下に滑り込んで隠れることに。弟がリビングのでかい一面の窓から見える庭に張ってあるテントで寝ると言い出し、仕方なく社長と奥様はリビングで庭を見守りながらソファで寝ることにする。ローテーブルの下で息を潜める三人。夫婦の会話が聞こえてくる。運転手の父について。一線をズカズカ踏み越えてくる奴は嫌いだがあの人はギリギリのところで踏み越えてこない。ただ、においが…と。雑巾みたいな、なんとも言えないにおいがすると言う社長に同意〜wする奥様。三人は、シーン…。小学生の息子にも、同じにおいがするね、と指摘されたことがあったのだ。見た目は取り繕っても、隠すことができない、自分たちにはわからないけど明るい地上で暮らす人々にはわかってしまう、半地下のにおい…。

その内なんか社長が催してしまい乳繰りあいが始まる。それにも無言で耐える三人。やがて一戦終えていびきが聞こえ始めたところで脱出する三人。外は大豪雨に見舞われていた。ずぶ濡れになりながら、惨めな気持ちになる三人。さらに家に帰ると半地下の家は浸水しまくっていた。なんとか家財を出そうと必死になる三人だが、大自然の前には無力…。妹は水が逆流して溢れる便器の蓋をしめてその上に立て膝で座りタバコをふかすのだった…。(汚いんだけどいいシーン…)結局地域の体育館の避難所に行く三人。

翌朝、金持ち一家は低所得地域が大変なことになってることなどはもちろん露知らず、さわやかにお目覚め。キャンプ中止で台無しになった息子の誕生日会をやるわよ〜!とやる気満々の奥様。息子はテントでまだ寝てるから、テントの周りにパーティーの準備をして驚かしちゃお⭐︎買い出しに運転手さん呼んで、パーティーには美術の先生にも来ていただかなきゃ!と大はしゃぎ。女子高生も先生呼んでいい〜?とねだる。かくして避難所にいたらそれぞれ金持ち一家に呼び出される三人。

父は買い出しの車内の中、後部座席で招待客に電話する奥様がふと鼻を抑える仕草が目に入る。奥様は無意識にやっているようだ。においがするかどうか気になる父。お兄ちゃんは女子高生の部屋でパーティー会場となった庭とそこに集う人たちを見ていた。そして、自分はこの場にふさわしいか…と問うていた。母はパーティーの料理の準備で忙しなく、妹は奥様にケーキを運ぶ役をお願いされる。女子高生の部屋を離れ、こっそり地下室へ向かうお兄ちゃん。元家政婦のおばちゃんは揉み合って地下室に落とされた時の打ち所が悪くなくなっており、その夫とお兄ちゃんは乱闘になる。が、力及ばず地下のおっさんに頭を強打され倒れるお兄ちゃん。おっさんはふらふらと地上へ上がっていく。

地上では父と社長が庭の茂みに身を潜めていた。ケーキを持ってきた妹を、悪のインディアンに扮した二人で襲うふりをして、正義のインディアンである息子に撃退されるという筋書きなのだ。

ところがそこに現れたのは地下のおっさん。大勢の招待客の前で、おっさんはケーキを持った妹を包丁で刺す。飛び出す父と社長。おっさんと揉み合う社長。父はそのとき、社長が「くさっ」という顔をして顔を背ける瞬間を見た。おっさんの落とした包丁を手に取る父は、そのままそれを社長に突き立てた。その光景を見て卒倒する奥様。人々は叫びながらお屋敷から散り散りに逃げていく。その中には、血塗れのお兄ちゃんをおんぶしてる女子高生もいた(力持ちだな)。庭から階段を降りて玄関へ逃げていく父。

 

お兄ちゃんは助かったが、頭部に受けた衝撃のせいかしばらくおかしくないときでも笑ってしまうようになってしまった。母とお兄ちゃんは起訴されたが(ここちょっとよくわからなかったんだけど…なにで起訴されたんだろ?身分詐称がバレたのかな??)、家に帰ることができた。妹は、助からなかった。遺影を前に笑っちゃう兄(脳の後遺症で…)。父は警察に追われて報道もされたが、捕まらなかった。どこに逃げたのか…?

お屋敷からあの一家は引っ越し、今は空き家になっている。お兄ちゃんは、山に登り遠くからその家を眺めた。一つ、思うところがあったのだと思う。父は、実はあのとき屋敷から出たと見せかけて玄関の横のガレージからまた室内に入ってあの地下室に行ったのではないか…?と。

誰もいない屋敷のはずだが、照明がチカチカと光っている。その点滅を書き取り、モールス信号に置き換える。モールス信号にしては長い、父から生存を教える手紙だった。

お兄ちゃんは思う、働いて、働いて、あの家を買おうと。

冬が終わって暖かな日差しの中、何年後なのかはわからないその日、お兄ちゃんは母を伴ってあのお屋敷を訪れる。なにもないがらんとした室内。日当たりの良いあの庭で、二人は待っている。父があの地下室から出てきて、ゆっくりと庭へと出てきて、三人はあの庭で再会する。

 

そんな夢を、半地下の家で父への手紙に綴るお兄ちゃんだった。終わり。

 

 

見終わった後は「いや〜面白かった〜!笑っちゃったし、スルスル見ちゃったけど後半重かったな…あの、においがさ…」などとじわじわ消耗していって、数日後からしばらく他の映画を見るパワーがわかなかった。見終わってすぐはそんなことなかったんだけどな〜。面白かった!!

 

ブルー・リベンジ(2015年)

両親を輩に殺された男が、出所した犯人を早々に復讐で殺して、今度は犯人のファミリーに追われる話。

主人公はまったく普通の男で全然いかついとか銃の名手でもなんでもない。なんか高校の同級生(デブ)がハンターかなんかなのか銃を譲ってもらいに行ったりするんだけどこの辺のくだりが一番面白かった。

復讐ってなにも生まないなと思った。

覚えてないんだよ〜見たの前すぎて…。