私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

ユージュアル・ネイバー(2019年)

家で、医師の母と看護師の父に看護されているほぼ寝たきりの少年。完全寝たきりではなくあんまり歩き回れないくらい。近所に引っ越してきた同い年くらいの少女と、窓越しに知り合い、会話したりするように。

初めての友達ができたので部屋に入れてテレビゲームをしたりするのだが、帰ってきた母ブチ切れ。少女は追い出されてしまうし、少年の部屋からは飾っていたおもちゃや壁紙を引き剥がし窓を釘で打ち付けてしまう。

ハ?母ちゃん狂ってるんか??

めげない少女はこりずに忍び込んで少年と遊んだりするのだが、母が帰ってきたのに慌てて隠れようとして秘密の地下室に入ってしまう。そこには少年よりはるかに具合が悪そうで意識もなさそうな、寝たきりの少年が…。地下室にかけられていたレントゲン写真に、少年とは違う名前が書かれていた。

なんとか家から脱出した少女はレントゲン写真の名前をネット検索する。それが昔、誘拐された新生児の名前であることを知る。少年にそれを伝える少女。地下室の子は誘拐された新生児で、自分に心臓を移植するために育てられ監禁されてるのか?!と戦慄する少年だが…。

 

実は逆で、少年が誘拐された子供で、地下室の少年が夫婦の実子だったのだ。母は地下室の実子のために少年を育てていただけだが、父は少年にも同情的で、真実を知らされた少年を少女と一緒に逃してやる。怒り狂った母、二人を猛烈に追いかけていく。

父は地下室の少年の生命維持装置を外し、家に火を放った。家が燃えてることに気付いた母は慌てて地下室に戻る。三人は焼け落ちた家と共に…。

 

保護された少年は憧れの野球ができるまで元気になったのだった!(随時血とかなんかいろいろ抜かれてたのかな?地下の実子の命を維持するために…)

 

少女は両親を亡くして祖父母の家に引き取られて引っ越してきたんだけど、祖父母はいい人なのに「あの家なんか変なの!」という少女の訴えはなんかスルーされるし、少年を救うにはどうしたら…と悩む少女にええ感じのこと言うやで!って感じでアドバイスする祖父といういいシーンがあるのだが、その割に少女は単身家に乗り込むし、祖父母の存在とシーンがちぐはぐな感じだった。

 

父役はマイケル・シャノンという人でなんか見たことあるな〜と思ったら「コンプリート・アンノウン」という映画に出てた人だったんだけど(他の出演作は見てなかったりこの人は記憶にない…)、なぜか本人のウィキペディアの出演作には「コンプリート〜」載ってないのだった。まあそんなに面白くなかったか…。

 

邦題はなんだろう、「普通の隣人」と見せかけて普通じゃない!ってしたかったんだろうけど原題「The Harvest」のが怖くない?

 

収穫…。