私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

イニシエーション・ラブ(2015年)

2018年に見たシリーズ。

前評判で原作小説とかも「絶対にネタバレしないでください」「もう一度読み返したくなる」っていうのを見てたので最後にどんでん返しというか叙述系なんだろーなーと思いながら見始めた。

話は一昔前の大学生の男女が出会って恋に落ちるAパートと、就職して上京した男と地元に残った女の遠距離恋愛のBパートに分かれている。マドンナ役は前田敦子。これまで特にかわいいとも好きとも思ったことがなかったんだけど、この映画の敦ちゃん(なれなれしい)はかわいかったな〜!

結論から言うと、Bパートに入ってすぐに話の肝であるトリックはわかりました。

 

Aパートでは理系の大学生でデブで眼鏡のダサ男が友達に数合わせで呼ばれた合コンで敦子と出会い、少しずつ仲良くなって、だんだんおしゃれにも目覚めて、やがてお付き合いするといった内容。クリスマスのデートでは彼女に流行りのスニーカーをプレゼントされて、嬉しくって夜の公園で彼女の前で踊っちゃう!「これからもっとかっこよくなるから!」

そして続くBパートは、そのスニーカーを履いてランニングしてる松田翔太が登場。かっこよくなったな〜。商社に就職するため、上京して寮に入るが、週末は車で静岡だかの敦子に会いに行ったりする。

で、この後松田が同期の女に粉かけられたり敦子が妊娠したりしてすったもんだあるんですけど。

映画の構造上、デブ眼鏡も松田翔太も同じ呼び名で敦子に呼ばれて同じスニーカーを履き、就職すると言う流れなので連続した時系列でデブ眼鏡がダイエットに成功して松田翔太になったかのように見えるんだけど(と本当に見えるのだろうか??)、二人は別人だし時系列が実は同じでした〜ということがラスト明かされる。

デブ眼鏡がはしゃいだクリスマスデートの夜、一度は敦子を捨てて同期の女に乗り換えようと思った松田翔太が車を飛ばしてその場に現れるのだった。デブ眼鏡と松田が同じ場にいることで二人が別人であったことが明らかになるという仕組み。

なんでわかったのかというと、デブ眼鏡は理系大学生でAパートで就職先も名前が出てたんだけど、松田翔太の就職先が全然違ったので、同一人物に見せかけた別人だな〜と。細かいことが気になるのが私の悪い癖。いや、そんなに自慢げにすることでもないんだけど。でも面白く作られてるなー!と楽しめました。

他の人の感想ブログで「Aパートもデブメイクして松田翔太が演じた方が良かったのでは」という意見を見たのですが、それは「嘘」になるのでフェアじゃないから私はそれはよろしくないとおもいました。