私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

デビルズ・トレイン(2015年)

海外って24時間電車走ってるところ結構多いってこの間テレビでやってて、外国人が「日本は終電あるの変なの」って言ってた。確かに映画「ミッドナイト・ミートトレイン」は深夜の電車内で殺人が起こるし、「スプリット」もずいぶん遅くまで電車走ってるんだな〜と思ってたんだ。

車掌の主人公が深夜勤で電車に乗っていると、森の中で電車が急停車。停電?!そして、車外になにかがいる…?!みたいな導入。

車内には

車掌(昇格試験に落ちて定期忘れた乗客に運賃払わせたら悪態つかれたかわいそうな青年)

車内販売のお姉さん(主人公がひそかにほの字)

運転手

常連デブ

ビジネスマン

キャリアウーマン

老夫婦

ビッチ

若者

賢そうなメガネ

などなどの「なんかこの手の映画でメンバーになりがち」な人たちが残っていた。特に老夫婦。もはや閉じ込められた系群像劇ではいないといけないのか?!というくらいいるな…。あとビジネスマンね。デスゲームにもだいたいいる。

こんなメンバーで外に出てみたり、謎のなにかに襲われたり、また車内に逃げ込んでバリケードしたりで話は進んでいく。老夫婦の妻が謎のなにかに噛まれて重傷を負い、だんだん様子がおかしくなってくる。バリケードをやぶって入ってきたそれとついに対面するみんな。

その正体は?!

なんか…こう…人型の…バケモノ…狼男的な…?牙と爪がすごい、みたいな…。

なんとかみんなでよってたかって侵入してきたそいつを倒すんだけど外にも複数いるみたい。窓から引きずり出されたりしてだんだん人数も減って行く。

若者が電気系の大学生らしく、故障した電車の電気系等を下に潜って直すことにする。メガネがライトを持って付き添い、車掌とお姉さんは運転席で電気が通ったら電車を動かすために待つ。ビジネスマンは重傷のおばあさんが感染してバケモノ化始めてるので殺せ殺せと言いまくって反感を喰らいみんなに縛り上げられていた。ビジネスマンと老夫婦に付き添うキャリアウーマン。なおそれ以外のメンバーは死んだ。

眼鏡は助けを求める声に気付き森の中に入るが、木の上に「もう助からないだろ…」って感じのビッチを発見。そしてバケモノに取り囲まれていた。

そして車内ではおばあさんがついに完全にバケモノに。隣で寄り添っていたおじいさんがまず犠牲に。拘束をキャリアウーマンにといてもらったビジネスマンはキャリアウーマンを見捨てて逃げ、キャリアウーマンも死亡(娘が待ってるって言ってたのに…)。若者の修理によって動き出す電車だが、またすぐに止まってしまう(修理が不十分だった?あと電車の下にいた若者どうなった?)。ビジネスマンは車掌たちを見捨ててバケモノおばあさんから逃げるため車外へ。バケモノおばあさんは倒すものの他のバケモノたちがやってきた!車掌とお姉さん絶体絶命なところに若者が戻ってきて助けてくれる。車外へと逃げる二人だが、若者はバケモノの犠牲に…。

森の中走る二人だがバケモノたちが追いかけてくる。このままでは二人ともやられてしまうと、車掌は自分が囮になってお姉さんを流すことに。泣きながら次の駅に向かって走るお姉さん。車掌は孤軍奮闘するが、バケモノに囲まれてやられてしまう。

血みどろで駅にたどり着いたお姉さん。人がたくさんいるがみんな遠巻きに見ているか気にしていない。助かってよかったね…。

森の中で一人逃げていたビジネスマンだが、バケモノたちと、バケモノ化した車掌に囲まれる。

ざまぁ〜!!!!!!終わり。

 

私の好きな閉じ込められた系群像劇の中ではちょっと見劣りするけどなかなか面白かった。限られた時間の中でキャラの良さを見せつつ、謎の生物の不気味さを感じさせながら…っていうのは難しいのですな〜。しみじみ。日本は終電があってよかったっす。