私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

武器人間(2013年)

ナチスと戦争中のロシア軍の兵士たちが、斥候隊として少人数で移動している。一人は映画学校で学んだとかでずっと記録フィルムを回している。兵士ではないので兵士たちにはちょっと軽んじられている、この眼鏡が主人公。

ひげのおじさん…隊長

ポーランド人…副隊長、通信担当

ウェイ野郎…好戦的で女をすぐ犯す

ロン毛…兵士、ロン毛以外特徴が余り無い

アジア風…兵士、少数部族系の顔立ち

サシャ…下っ端兵士でみそっかすみたいな扱いのため、眼鏡の荷物運び(フィルム)などの手伝いをさせられている

こんな感じのみんなで、無線に入った別の斥候隊の救援信号を元にとある地域へ行ったところ、なんとそこは人間を素材に作られた、おぞましい武器人間工場だったのだ!!!!

ひげの隊長は武器人間との遭遇でうっかり腸がたくさん出てしまい助かりそうもないので介錯してもらってお亡くなりに。武器人間に驚きながらも、ここがなんなのかと、救援信号を出していた斥候隊を探す兵士たち。ポーランド人の副隊長がロシア人のウェイ野郎に反抗されたり、逃げ込んできた民間人がいてその中の女をウェイ野郎が犯そうとしたりいろいろ一悶着あったが、ふとしたことで眼鏡の荷物から無線の妨害電波を出す機械が出てきて、さらに眼鏡が別の斥候隊の救援信号(嘘)を出していたのが判明。実は眼鏡は極秘任務で、ここにいる、武器人間を作っているナチスを追われた博士を生け捕りにしてくる命令を受けていたのだった。お前がここに連れてきたのかよ!と怒る兵士たち。武器人間工場のゴミ捨て場みたいなダクトに眼鏡を突き飛ばしてさっさと帰ることに。

フィルムを回しながらうろうろする眼鏡は博士と遭遇。博士はそれで自分の業績を撮影するように命令する。博士自慢の武器人間たちと、博士の来歴を撮影する眼鏡。新しい人間の素材として、さっき帰っていった兵士たちが…。無残にも改造されていく兵士たち。そこへ、ロシア軍の本隊が到着したらしく砲撃が。しかし博士はロシア軍に下るつもりはないらしく、工場を破棄してまたどこかに逃げるつもりらしい。眼鏡は拘束されたまま置いていかれそうになるが、そこにサシャが現れる。サシャは博士を殺害し、その首を切断。首級をあげて本隊に合流するつもりらしい。サシャに助けを求める眼鏡だが、サシャは眼鏡の荷物(撮影済みのフィルム入り)を持ってさっさと逃げ去ってしまうのだった。終わり。

 

武器人間たちの造型がなかなか無骨で面白い。腕とか頭にダイレクトに武器をつけました〜!強そう!!みたいなノリでだいたい作ってある。みんな無言で黙々と博士に命じられた作業をしていて、戦闘人間というよりは工業人間という感じ。でもところどころ人間の素体が見えてるのであんまりかわいらしさみたいのはない。