私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

ダーク・ネタバレ S1-5

冒頭、2019年と1986年が交錯する描写。行方不明の少年(ヤシンとマッツ)の写真を睨むシャルロッテティーデマン。ウルリッヒに電話するハンナと、スクラップ帳にウルリッヒの写真を貼る少女のハンナ(お、重い)。病室のミッケルの様子を見守る看護師のイネスと、かつてミッケルに与えた絵本?を出して眺めるイネス。バス停の前で落ち合う少年ウルリッヒと少女ハンナ、ハンナからの電話に出ないウルリッヒ

 

2019年

マルタから話があるというメールを受け取るヨナス。マルタはバルトシュからの電話に、出ない。ヨナスは、自転車につけられていた赤い紐を手にして思案する。

ミッケルの失踪から3日後に新たな失踪者ヤシンが出たことに町民は騒ぐ。

シャルロッテエリザベートにヤシンの失踪を告げ、エリックやミッケルについても知ってるこたはないか尋ねる。懐中時計を出して、ノアがどんな人物かも。泣きながらノアの風貌を説明するエリザベートシャルロッテは似顔絵を描く捜査官を寄越すという。ペーターは娘へのシャルロッテの言い方を咎めるが、逆にミッケル失踪時に診療所にいたと嘘をついたことを詰られてしまう。

森のホテルの髭ヨナス。壁の資料を眺め、装置の鞄の鍵を閉める。

マルタが電話に出ないことに苛立つバルトシュ。エリックの薬と見つけた携帯電話は暗証番号の入力があと一回しかできない。電話に非通知の着信が入る。出てみると、相手はノアで、バルトシュが出たことをわかっていた。

ウルリッヒの家を訪ねるハンナ。料理を持ってきたのを口実にしてきた。マルタと、カタリナが応じる。室内で家族の様子を尋ねるハンナ。そこにウルリッヒが現れ、ウルリッヒはハンナがいることに少し驚く。署に行くと言うウルリッヒに、雨なので乗せてほしいと頼むハンナ。カタリナも同意し、ハンナに礼を言いハグする。

森のホテルの受付でキャンセルの電話応対をしているレジーナ。髭ヨナスがやってくる。今晩までの荷物の配達を依頼し、数日の留守を告げる。キャンセルの続く今、部屋をキープしたいという客はありがたいレジーナ。荷物の宛先はヨナスだった。

バルトシュの家に来ているヨナス。マルタが電話に出ないことを相談するバルトシュに、そのうち落ち着くとしか言えない。気を取り直してゲームを始める二人。バルトシュはヨナスに、秘密を守れるかと聞く。エリックの売人と今夜会うと言うバルトシュにヨナスは冗談かと笑ってしまうが、バルトシュは本気で、一緒に来て欲しいと言う。快諾するヨナス。

署内でミッケルの捜査資料と懐中時計を見つめるシャルロッテ

車内でハンナにもう電話をするなと関係の終わりを告げるウルリッヒ。ハンナは引き下がらない。だが、ウルリッヒはとりつく島がない。

弟がいなくなった時、警察は役に立たなかったから自分は警察になったとシャルロッテに話すウルリッヒ。捜査主任は無能な酒飲み、というのはティーデマンのこと。33年前と同じだと自嘲するウルリッヒに、33年周期を知ってるかとシャルロッテは言う。一年は本当は365日じゃないから少しずつズレてるけど、それが33年で元に戻るのだという。星も惑星も宇宙全体が元の位置に。祖父(タンハウス)が言っていたのだという。

父の墓の前のベンチに座っているヨナス。そこへ髭ヨナスが現れる。「父親に似てるな」と話しかけてきて隣に腰掛ける。会ったことがあるかとヨナスが尋ねると、会ったことはないが君の父親を知ってる、命の恩人だという(戻ってきたヨナスがミハエルの自殺を止める=自分が生まれなくなることを、ミハエルが却下したことを言っている?)。

学校で演劇の舞台に立つマルタ。髭ヨナスは洞窟へ、ヨナスは学校へ行く。舞台の客席に座り、マルタの朗読を聞く。マルタがヨナスに気付き目が合う。バルトシュからヨナスのスマホに着信が入るが、通知を切るヨナス。

道沿いで電話をかけていたバルトシュはヨナスが出ないことに苛立つ。一人での後の待ち合わせ場所へ向かう。

ヨナスは控え室のマルタを訪ねる。フランスに行ってたんじゃなくて、父の自殺によるPTSDで精神病院にいたことを告白し、夏のこと(ミハエルが自殺する直前の、パーティーの夜のこと。S-2で描かれる)は遊びじゃないかと確認する。ヨナスにキスをするマルタ。

バルトシュの前に、車でノアが現れる。ノアに促され、後部座席のノアの隣に座る。(運転は誰が?)車がゆっくりと走り出す。

署内でエリザベートの目撃を元に作られたノアの似顔絵を見つめるシャルロッテ

ミッケルの部屋のベッドで横たわるカタリナに、寄り添うウルリッヒ。後ろから抱きしめられながら、浮気しているか聞くカタリナ。否定するウルリッヒ

 

1986年

病室のミッケルにプレゼントを渡すイネス。親身にミッケルに語りかけ、身元や連絡先を聞こうとする。

ミッケルの病室に現れるノア。椅子にかけ、ミッケルにノアと名乗る。聖クリストファー教会の司祭と。信仰を尋ねるノアに科学的知識で答えるミッケルだが、ノアはその科学さえも神が創造したものではないかと話す。神の定めた計画があると。

校内で楽しそうに話す少年ウルリッヒと少女ハンナだが、ウルリッヒはカタリナを見かけるとハンナを置いて行ってしまう。自分よりすでに大人の女性らしい身体のカタリナを、じっと見るハンナ。

二人で一服しながら、初体験はウルリッヒがいいと言うカタリナ。だが、避妊はちゃんとするよう付け加える。子供はいらない、と。

ミッケルを児童養護施設に入れる話をイネスにする女性(ケースワーカー?)。このまま病院にいさせられないかと聞くが却下されてしまう。女性に子供の有無を聞かれ、出産直後に息子を亡くしたと答えるイネス。

マッツの失踪記事を見つめるティーデマン。

病院の前に駐車するクリーニング業者の車。助手席にはハンナ、運転席にはハンナの父が座っている(この父はセバスティアン・クルーガーなのか?)。父が病院で搬出入の作業をしている間、車内で待つハンナ。外のベンチにミッケルが座っているのが見える。ミッケルはイネスからもらったプレゼントを開けていた。中身は、冒頭の2019年のイネスが見ていた本。ハンナはミッケルの隣のベンチに座る。ミッケルに「私かわいい?」と尋ねる。車内でも服の中を覗いて胸を確認しており、カタリナへの対抗心と劣等感に悩んでる模様。無言のミッケルに、願望を現実にする魔法が使えたらいいのにと語る。ミッケルはフーディーニの話をする。地面に落ちた王冠で手品を見せ、魔法などなく人間が変化を起こして魔法のような幻覚を見せてるのだと話す。「未来から来た」と言うミッケルに笑うハンナ。お互い名乗り握手をする。

部室で体を重ねるウルリッヒとカタリナ。

今度は学校に父の車でやってきたハンナ。同じように父を待っていて、何気なく窓から部室を覗き込んで抱き合うウルリッヒとハンナを見てしまう。

帰りの車内で、父に「いけないものを見てしまった」と告白するハンナ。ウルリッヒが「彼女が嫌がっているのに上に乗っていた」と言われ、動揺する父はティーデマンのところにハンナを連れていく。その証言を元に逮捕されてしまうウルリッヒ


2019年のハンナもなにかを決心したような顔で鏡に向き合っていた。

ノアの車から同じところで降ろされるバルトシュ。

装置を持った髭ヨナスが、洞窟から出ていく(いつの時代?)

自室に戻ったヨナスは、ベッドの上に置かれた箱を開ける(髭ヨナスがレジーナに配送を依頼したもの)。中には丸い照明と、黄色い謎の計測器のようなものと、古びたミハエルのあの遺書が入っていた。すでに開封されており、ヨナスに宛てたものだった。そこには、自分が2019年から1986年にタイムトリップしたこと、そのままそこでミッケルからミハエルになって成長したこと、すべてはつながっていて変えることができないこと、そして許してほしいと書かれていた。最後は「ミッケル/ミハエル」という署名で締め括られていた。呆然とするヨナス。

ミハエルの墓に、あの本を供えるイネス。本の中には「ミッケルの本」と手書きで書かれている。


タンハウスの店を訪れる髭ヨナス。タンハウスは白髪頭なので、これは1986年?