私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

ゾンビランド :ダブルタップ(2019年)

公開翌日、久しぶりに映画館で見てきた!!1月の「ミスター・ガラス」以来の映画館〜(※実際はその間に子供の付き添いでプリキュア映画に二回行ってるけど)!

 

前作から10年経って、10年後が舞台で、登場人物4人とも10年前と同じキャスト!!というだけで前作ファンにはたまらない。まさか続編があると思ってなかった。つまんなかったらどうしよう…という不安もなくはなかったが…杞憂でした!!面白かった〜。

 

ゾンビウィルスが蔓延した世界で10年経っても4人で一緒に行動をしてるのにまずびっくりしたけど、安定を求めてプロポーズしてきた主人公コロンバスにドン引きしてしまう姉妹の姉の方ウィチタと、すっかり父親気取りの上から目線で子供扱いしてくるタラハシーにうんざりした姉妹の妹の方リトルロックは久々に書き置きを残して家(ホワイトハウス)を出て行ってしまう。タラハシー自慢の愛車で。

傷心のコロンバスは1ヶ月もタラハシーにグチグチ言い続けていたが気を取り直して買い物に出かけたモールで、全身ピンクのパッパラパー金髪女子マディソンと出会う。このブロンド娘はこの10年一体どうやって生き残ってきたのか…?!(モールの冷凍庫で隠れて生きてきたらしいが)なりゆきでホワイトハウスへ招待すると大喜びのマディソン、コロンバスに猛烈アプローチをしてきてわりと強引めにベッドインに持ち込む。ところがその矢先に武器をとりに戻ってきたウィチタ。出て行った先で出会った非暴力主義のヒッピー野郎とリトルロックが意気投合して、ウィチタを置き去りにタラハシーの愛車で旅立ってしまったのだという。

三人でリトルロックを追うことにするが、そこへマディソンもついてくることに。コロンバスに呆れるウィチタ。ウィチタが拾ってきたミニバンに発狂するタラハシーだったが背に腹は変えられないのだった。

マディソンは見るからに馬鹿娘っぽいが、性格は悪くないし素直だし結構頑張り屋さんで、三人がゾンビ軍団と戦う時も武器は催涙スプレーだけなのに弾切れのウィチタのピンチに必死で参戦したりする。ちょっとウィチタもマディソンに心を開いてくれそうだな…と思った矢先、車内で異常をきたすマディソン…戦闘中ゾンビに足を掴まれてたから感染?!車から降りて嘔吐するマディソンを始末することにするコロンバス…森の中へ逃げるマディソンを追いかけていく。銃声を二発聞くタラハシーとウィチタなのだった…。結構いい子だったのに…。

タラハシーリトルロックの行き先をエルヴィスの故郷グレイスランドだと推理して(タラハシーもエルヴィスのファンである)ついに憧れの地にたどり着くがそこは廃墟の街で、タラハシーはがっかり。ところが一軒だけネオン輝くモーテルが。そこにはタラハシーの愛車も!中はちょっとしたエルヴィス記念館となっている。中にいたのは女主人ネバダリトルロックも立ち寄ったが、すでに発った後だった。二人は非暴力コミューン・バビロンへと向かったという。同じエルヴィスファンであるネバダと二人で酒を飲むタラハシー。やがて二人はいい雰囲気に…(タラハシーは今まであまり女性に興味のある描写がなく、ゾンビ殺しにしか興味がない人間なのかと思っていたがこれまで登場した女性がタラハシーの興味外だっただけなのだな、と納得した。ネバダは熟女なセクシー系なので)。

ネバダと一夜を共にしたタラハシーだが翌朝、自慢の愛車がやってきたタイヤのクソでかい車に踏み潰されて絶叫。降りてきた男はネバダとは馴染みのある様子…しかもなんだかタラハシーに似てない?と言い合うコロンバスとウィチタ。そしてさらに車から降りてきたもう一人の男は妙に理屈っぽく、髪型や喋り方がコロンバスにそっくりである。まるでコロンバスとタラハシーのような二人組もまた、ゾンビを倒しながら旅をしているという(コロンバスは「ルール」だが彼は「戒律」を同じく作っている)。タラハシーズは火花散らしちゃうんだけどコロンバスズは結構意気投合する。でも直後襲来した進化型ゾンビ(とても頑丈)との戦いで二人は感染してしまう…三人で撃退し、二人の乗ってきたタイヤのクソでかい車をもらおうとするんだけどあまりに運転が難し過ぎて断念。タラハシーはまたしてもミニバンに乗ることに。

バビロンへ向かう三人が再会したのはなんとマディソン!実はゾンビ化したわけじゃなくてナッツアレルギーで嘔吐して発熱してただけだったのだ。コロンバスは非情になりきれず殺さなかったんだけど、結果的には殺さなくてよかったね。

塀に囲まれ塔を築いたバビロンは非暴力コミューンなので中に入るには銃を渡さなきゃいけないし、渡した銃は溶かされてペンダントとかにそれてしまう。そこまで説明なかったのか、中に入ってからそれを知って激怒するタラハシー。だがリトルロックはここで楽しく過ごしていた。再会を喜ぶ姉妹。コロンバスもここを悪く感じてないようだし、タラハシーは今夜にもここを発つからお別れ会をすることに。ところが、タラハシーが旅立って車(なんかふつうの拾った?やつ、ミニバンはタラハシーが手榴弾で爆破したった)を走らせていると進化型ゾンビの集団がバビロンへ向かっているのとすれ違う。バビロンの住人たちは悪いやつじゃないんだけどパッパラパーなのでのんきに花火を上げまくってそれでゾンビたちが集まってきてしまったのだった。慌てて車を取って返し先回りしてバビロンへ戻るタラハシー。危機を告げるがここには武器がなにもない。みんなで工夫して撃退することに。元々ある液体燃料を撒いてゾンビたちを囲み爆発で数を減らしてから残りをタラハシーたち鈍器でやっつける作戦だ!ところが全然爆発でも数が減らず、四人はゾンビに囲まれて大ピンチ。前作ではラストバトルがそこまでピンチ感なかったけど今回は絶体絶命!

そこに現れたのはクソでかいタイヤの車を豪快に駆るネバダだった。四人を助け車に乗せてからギュンギュンに走り回ってゾンビを轢き殺しまくる。かっこい〜!!ネバダ抱いて〜!!しかしクソでかいタイヤの車の弱点かな、横転してしまうクソでかいタイヤの車!這い出した五人は塔を階段で登りながら逃げる。タラハシーが食い止めている間に上でバビロンの住人たちと最後の準備をするコロンバスたち。タラハシーがゾンビを引き連れて屋上に到着すると、住人たちでバリケードを左右から作り、屋上の先に一直線の道ができていた。そこを突進するタラハシー。ゾンビたちとともに、屋上から飛び降りる。

真っ逆さまに塔から落ちていくゾンビたち。タラハシーはぶらさがったクレーンになんとか捕まり宙吊り状態に。ところが最後の二匹がタラハシーの足の先に掴まってしまう。物を投げたりしてゾンビを落とそうとするコロンバスだがむしろタラハシーに当たってしまう。なす術もなくタラハシーがゾンビもろとも落ちそうになるが、銃声が響き撃たれたゾンビが落ちていった。リトルロックが、家出前にクリスマスプレゼントとしてタラハシーからもらった拳銃を隠し持っていたのだった…(涙)。すべてのゾンビが落ちたのち、みんなで手が限界のタラハシーを引き寄せ、「家族」は抱き合って無事を喜ぶのだった。そして、ウィチタがコロンバスに遅くなったプロポーズの返事をしてくれた。喜ぶコロンバス。マディソンはベッドイン以降ずっとコロンバスの彼女気取りだったが、この時点でもうヒッピー野郎のほうを気に入ってたので問題なかった(なおリトルロックはヒッピー野郎がかつての名曲をパクって自分の曲と言い張るので恋愛的には無理って感じで公言してたのでここも問題なかった)。ネバダは、最初の夜は教えてくれなかった本名をタラハシーに囁く(ここは前作ラストでウィチタがコロンバスに本名を教えるのとかぶせてる!)。

 

翌日、五人はバビロンを後にする。マディソンはヒッピー野郎やバビロンの住人たちと上手くやっていけそうなので、ここでお別れ。コロンバスはどこが「家」とかじゃなくて、家族みんなでいるところが「家」なんだと思うのだった。終わり。

 

公開前の情報でビル・マーレイが出るのがわかったけどどこで??と思っていたら、スタッフロール途中と後に、この世がゾンビランドになったばかりの前日譚が何故かビル・マーレイ無双で描かれるという爆笑の謎構成だった!!

序盤はちょっとまったりだったけど(オープニングは前作と同演出でかっこいい!)、ネバダ登場あたりから家で見てたら声出して笑ってたろうなってシーンばかりだし、ネバダ再登場は感動の泣き笑い、最後のバトルシーンは手に汗握ったし一言で言うなら最高でしたね…。