私急行 BBA列車で行こう

主に電車の中で映画を見るBBAに差し掛かった女のネタバレ感想ブログ

ダーク・ネタバレS1-10

ミッケル失踪当日

男娼のところへ行きかけて、その姿を見てからやはり車で引き返すペーター。山小屋の地下室へ入る。自らを平手打ちし、祈りを捧げていると、目の前の壁に歪みが発生して、その亀裂から何かが落ちてくる。それは、少年(マッツ)の死体だった。心臓マッサージで素性を試みるが、無駄だった。首にマッツの身分証がかけられていた。トロンテに電話をかけるペーター。息子に関することだと話す。やってきたトロンテは信じられないようだったが、目の前に確かにいなくなった当時の姿のマッツの死体がある。泣き崩れるトロンテ。そこへ、老クラウディアが現れる。クラウディアは詳しい説明は後でするから、マッツをあるべき場所へ戻すと言った。


2019年11月12日

ミッケルが隣で横たわっている夢を見て目を覚ますヨナス。

マルタの部屋を訪ねるバルトシュ。マルタは泣きながら、バルトシュに謝っていた。気にするなと抱きしめるバルトシュ。

ヘルゲがいなくなって戻らないと連絡を受けたシャルロッテ

イネスに、ミハエルが未来から来たことを知っていたのか尋ねるヨナス。イネスは11月4日まで開けるなと書かれた遺書をヨナスに見せる。燃やしたのにおかしいと驚くヨナス。ミハエルは混乱しながらも辛い経験から心を守るために未来から来たと言っていると思ったと言うイネス。知ってたならミッケルを救えたのにとイネスを責めるヨナス。自分という存在の異常さを責める。

 


学校に来たヨナスを待っていたバルトシュ。約束を破って来なかったヨナスを、マルタとキスしたことを聞いたと、バルトシュは責める。父親を揶揄され、バルトシュにつかみかかるヨナス。マルタに止められ、バルトシュに追い返されてしまう。

ペーターに電話するシャルロッテ。ヘルゲが子供の頃誘拐されたかと尋ねると、1953年だと言う。話がしたいと言うペーターの電話を切る。

帰ってきたヨナスの顔が腫れてるのを見て心配するハンナ。ヨナスはなにかを決意したようにハンナと抱き合い、そして家を出た。

地下室にいるトロンテとペーター。マッツが蘇ると信じているトロンテ。彼女(クラウディア?)の予言は当たるからと。クラウディアの手帳のようなものを持っている。

洞窟に入っていくヨナス。

シャルロッテが古い新聞のデータでヘルゲの誘拐事件を調べると、そこに載っている容疑者の写真はウルリッヒだった。ヘルゲが1986年に起こした自動車事故の新聞記事も見つけたシャルロッテはペーターを呼び出す。

ノアは、装置に使った放射性物質は起点を作り出すだけで穴は壊せない、クラウディアに髭ヨナスはだまされているとバルトシュに話す。みんな何者かにだまされていると。光と闇の二つが争っていて自分たちは光なのだと。クラウディアは闇なのだと。手帳をバルトシュに渡す。

ペーターのいる地下室に入るシャルロッテ。そのとき、照明がちらつき出す。1986年も、1953年も。空に、黒いドームのようなものが広がっていた。ヨナスの装置からも黒いドームが広がり、


1986年

物見櫓に潜んでいる老ヘルゲ。

イネスに病院で手品を見せるミッケル。

タンハウスの店を訪れる髭ヨナス。タンハウスは装置を作っていた。ヨナスの分は直し、こちらは前に作った自分のものだと言う。引き出しから、ウルリッヒスマホを出して見せる。それを装置に近づけると、装置が動き出した。髭ヨナスが完成品を持ち込んだから、それに33年前のウルリッヒの忘れたスマホを近づけると反応することがわかり、装置を完成させられた。髭ヨナスは調達した放射性物質を、装置に仕込んだ。なぜ修理する気になったか聞かれ、タンハウスはわからないと答えた。パズルのピースのように、ぴたりとハマるときがあるのだろうと。

車で山小屋に来たヘルゲだが、入り口の前に老人が立っている。「利用されている、奴は約束を守らない、やめるんだ」と告げる老ヘルゲ。同じ過ちを犯してはならないと。逃げ出すヘルゲ。

牧師ノアに尋ねるヘルゲ。神が存在しないならなぜ自分たちは信じたのかと。ノアは幼い頃、戦場から来たような男と会ったと言う。男はノアの部屋の隣に眠るようになったと言う。男は「全てに意味がある」と言っていたと言う。またもノアに言いくるめられてしまうヘルゲ。次は誰かと聞かれると、ノアはヨナスの名前を言った。

孤児院の女性がミッケルを引き取りに来る。病室から動こうとしないミッケル。イネスは思い直して、自分が引き取りたいと言い出す。

森の中で鳥の死体をスケッチするシャルロッテ。そこにヨナスが現れる。今が何年か尋ねると1986年という。何しに来たのか聞かれ「命を蘇らせる」と答えるヨナス。

ヨナスがミッケルの病室を訪ねると、そこにらノアがいた。後ろからヘルゲに羽交締めにされ、意識を失うヨナス。

目を覚ますと、「あの部屋」にいた。覗き窓から、髭ヨナスが顔を見せる。この部屋の下に、あの洞窟があると言う。タイムマシンの実験台になるのだと言う。誰なのか尋ねられ、君だと答える。ヨナスは自分の過去で同じことを繰り返しているのだと。

雨の中、車に乗っているヘルゲ。そこへ、別の車が横から突っ込んでくる。頭から流血し、なんとか車から這い出す。相手の車には老ヘルゲが乗っていた。やがて来た救急車に乗せられるヘルゲ。老ヘルゲは死亡していた。

クラウディアは、ヘルゲにもらったタンハウスの本を読んでいた。

洞窟の中で装置をスマホを置いて起動させる髭ヨナス。

「あの部屋」のヨナスの前にも、黒い球体が現れた。


1953年

ティーデマンに逮捕されるウルリッヒは、ティーデマンの名前を聞き笑う。かつてティーデマンに1986年で嫌われたロックバンドの歌詞を言って笑う。未来を変えようとしているが変わってないからヘルゲは生きていると思うウルリッヒは自分を解放するように言う。「酒浸りになったのは奥さんに逃げられた後か?」

カーンヴァルトら警官に、ヘルゲの居場所を吐かせるために暴力を振るわれるウルリッヒ

地下室にいた少年ヘルゲの前に、時空の穴が現れる。向こう側には「あの部屋」のヨナスがいた。二人が指を触れ合わせた瞬間、ヘルゲは1986年の「あの部屋」に横たわっていた。


ヨナスは、クラウディアの地下室にいた。壁に貼られた自分たちの写真に気付くヨナス。部屋から飛び出すと、外は雪がちらついていた。森を抜けると、外は朽ち果てた車や立ち入り禁止の看板、異様な光景だった。装甲車に乗った武装した人々に囲まれる。顔に斜めの傷がある女性が顔を見せ、ヨナスを気絶させる。そこはら2052年だった。

ダーク・ネタバレS1-9

1953年

いなくなったヘルゲを案ずるヘルゲの母。ドップラー所長は警察署へ向かう。

ウルリッヒは、地下室の扉の外で座り込んでいた。

上司(カーンヴァルト氏なの?イネスの父?)に昨日来た男が工事現場の死体の話と、ヘルゲの名前を口にしていたことを告げるティーデマン。ウルリッヒを手配することに。ドップラーに、息子を見つけて欲しいと懇願されるティーデマン。

犬とヘルゲを探すクラウディアとトロンテ。

部屋でアグネスと話しているドリス。ドリスは忙しい夫の不満を漏らす。アグネスの夫は牧師で、亡くなったという。

牧師ノアに、ヘルゲや夫に対する不穏な気持ちを告解するドップラー婦人。

道を歩くウルリッヒを見つけるティーデマン。ウルリッヒは血まみれの顔で逃げ出すので、ティーデマンは後を追う。洞窟は駆け込もうとするが、ティーデマンが威嚇発砲をして食い止める。工事現場の少年に何をしたか聞かれ、ヘルゲを殺したから殺されないと答えるウルリッヒだが、頭がおかしいと思われ拘束されてしまう。

地下室で、目を覚ますヘルゲ。

ウルリッヒスマホを解体して調べるタンハウス。そこへ、老クラウディアが来店する。筒のケースから、なにかの設計書を出しつくって欲しいと依頼する。「時間を正すもの」だと。

 

1986年

顔を覆面で覆い、森の中で逃走している少年。

学校の前でタバコを吸うカタリナに話しかけるハンナ。レイプ事件を警察に通報したやつを見つけたら殺すと息巻くカタリナに、ティーデマンの孫のレジーナでは?とハンナはうそぶく。

ティーデマンの手で釈放されるウルリッヒ。ヤーナはティーデマンの頬を平手打ちし、マッツの捜査からも外れろと罵る。

原発の竪穴へ一人で降りていくクラウディア。黄色のタンクが山積みで、放射線カウンターが反応している。そのとき、暗闇から犬が駆けてきた。33年前にいなくなった飼い犬とそっくりだった。

ウルリッヒとカタリナはレジーナに因縁をつける。夏に森で縛って放置した「ゲーム」の仕返しかと言ってレジーナを小突くカタリナ。そこへ、見知らぬ少年が止めに入る。少年は拳銃を突きつけ、カタリナにレジーナに対して謝れと言う。本物らしいことがわかり、少年に言われるがままに立ち去る二人。少年が怪我をしていることに気づいたレジーナは家で手当すると言う。少年はアレクサンダーと名乗った。

ドップラー所長と対峙するクラウディア。事故のことを問い詰める。事故のことは当直の数人の従業員とヘルゲしか知らないと言う。事故の時「なにか」起きなかったから尋ねるクラウディアだが、ドップラーははぐらかす。

山小屋にいるヘルゲを影から見つめる老ヘルゲ。

ヘルゲとの約束の時間に合わせ署を出るティーデマン。

ティーデマンの車が近付いてきたことに気付いたヘルゲは、山小屋の中で息を潜めた。ティーデマンが去っていくのを確認すると一息つく。

森の中を一人歩く自称アレクサンダー。茂みに、拳銃と2冊のパスポート(ボリス・ニーヴァルトと、アレクサンダー・ケーラー)をを出し、拳銃とボリスのパスポートを隠す。アレクサンダー・ケーラーの名前と生年月日を記憶する。それを、物陰でハンナが見ていた。

犬と所長室にいるクラウディア。そこへ、秘書に連れられ「娘の友人で、仕事をしたい」とアレクサンダーがやってくる。レジーナに紹介をされたという。

鏡の前で髪をとかしているレジーナ。

地下室で牧師ノアと「あの部屋」を作っているヘルゲ。なぜ成功しないか尋ねるが、ノアにははぐらかされる。もう嫌だと告げるヘルゲだが、言いくるめられてしまう。ノアは、タイムマシーンを、作るのだと言う。

後日、秘密の仕事をアレクサンダーに与えるクラウディア。竪穴に壁を作らせた。


2019年

台所の戸棚から箱を取り出し、その中からあのときのパスポートと、拳銃を出して眺めるハンナ。

ウルリッヒの最後の留守電を聞くシャルロッテ。そこにカタリナが飛び込んでくる。ウルリッヒが帰ってこないと言われるが、停職中だと答える。八つ当たりをして飛び出していくカタリナ。

ニールセン家では、マグヌスとフランツィスカが抱き合っていた。拾ったネックレスを渡されるとどこで拾ったのかと奪うように受け取るフランツィスカ。

マルタはリビングで電話をかけていたが、ヨナスは出ない。自室で、赤い紐をいじっていた。

ハンナのところへカタリナが訪ねてくる。ウルリッヒはどこかとハンナを突き飛ばす。ウルリッヒとは、私から別れた、本当は最初から嫌だったけど彼が諦めなくて…とつらつら嘘を吐くハンナ。しおらしいふりをしてカタリナを傷付ける。声を出して泣くカタリナを慰めるように頭を撫でる。

自宅にいるバルトシュのところは、老クラウディアが現れる。祖母と名乗られるが祖母は死んだと聞いているバルトシュは驚く。驚くも、家に入れて話を聞く。レジーナにとっては死んでも同然と言うクラウディアに今までどこにいたのか尋ねるが、今は答えてくれない。レジーナと二人で写った写真を、渡して欲しいと託す。

ジーナは森のホテルの受付にいた。

原発の所長室で、ハンナの施術を受けているアレクサンダー。その最中に、パスポートが入っていた袋を見せる。中身は大切に保管していると言うと、アレクサンダーはハンナの望みを尋ねる。ハンナは、金ではなくウルリッヒを破滅させて欲しいと頼む。ボリス・ニーヴァルトの名前を口にして、脅しながら部屋を去る。

雨の中、どこかからか帰ってくるヨナス。家の前でマルタが立っていた。ヨナスはマルタから距離を取ろうとするが、マルタは詰め寄る。自分とマルタの関係が間違っていたと言うヨナスだが、それを否定するためにキスをするマルタ。だがヨナスは謝りながら立ち去ってしまう。

ウェラーと電話で話しているアレクサンダー。ほとぼりがさめたら容器を元の場所に…と言って電話を切る。

森のホテルで、ヨナスが不在の部屋を掃除に来たレジーナ。その異様さに驚く。壁には無数のメモが貼られていた。

夜、ノアの迎えの車に乗るバルトシュ。ノアは正しかった、ノアの申し出に乗ると言う。

雨の中、男娼の車のそばに停められているトレーラー。そのそばにフードの男が立っていた。男はコンテナを開ける。中に入ると、黄色い放射性物質のタンク。フードの男は髭ヨナスだった。

ダーク・ネタバレS1-8

1953年

自転車を漕いでいる少年ヘルゲ。その横をパトカーで通り過ぎるティーデマン。原子力発電所の建設工事中の現場から、少年2人の遺体が掘り起こされて発見された。目の周りが、焼け焦げている。それを、離れた場所から見ているヘルゲ。立派な屋敷に帰宅すると、厳しい母に服が汚れていることを咎められる。そこへ帰ってくる父ベルント(1986年では原発所前社長で車椅子の老人)この頃は杖をついていた。ヘルゲが建設現場で死体が見つかった話をすると、踵を返して家を出て行く。

遺体の検死報告を聞くティーデマンと上司。見たことのない熱傷、耳が焼け爛れ、首には赤い紐のコインネックレス(1986年製)がかかっていた。また、服のタグは中国製だった。遺体は中東系と赤毛とのことなので、ヤシンとエリック?

洞窟から出てくるウルリッヒ

自転車で山小屋に1人向かうヘルゲ。山小屋や地下室でひとり戦争ごっこをする。

トリケトラが刻印された本?を手に教会の前に立っているノア。

山小屋から出た所を年上の少年二人に絡まれ、金をとられ小便をかけられるヘルゲ。少年二人は人の気配を感じ逃げ去る。二人が見たのは、ウルリッヒだった。ヘルゲに気付き駆け寄ると、パジャマの老人を見なかったか尋ねる。首を振るヘルげに、いじめは抵抗しないと終わらないこと、次はかんでやれとアドバイスしてその場を去る。

街道に出ると車が停まり、ウルリッヒに道を尋ねてくる。尋ねられた先は自分の家だと答えるウルリッヒだが、車から降りてきた女性は「エゴンさん?(ティーデマン)」と聞いてくる。否定すると、アグネス・ニールセンと名乗り、息子のトロンテ(ウルリッヒの父)と越してきたと言う。アグネスに今が何年か尋ね、1953年であると確信する。老人ヘルゲ

の部屋から持ち出した時間の旅を手にしながら、その場から立ち去るウルリッヒ

タンハウスの時計屋に、ウルリッヒが訪れる。時間の旅を突きつけ、裏表紙の著者かと確認するが、その写真はもっと年老いたタンハウスのためタンハウスは否定する。改めて今が1953年を確認する。

少女クラウディアが自宅で犬と遊んでいると、少年ヘルゲが訪ねてくる。ヘルゲの母から給金をもらってヘルゲに勉強を教えているクラウディア。そこへ、アグネスとトロンテがやってくる。クラウディアの母が、二人にクラウディアを紹介する。アグネスの夫は亡くなったという。

タンハウスの店に、イネスとヤーナがやってくる。イネスが父の時計を引き取りに来たのだった。少女が母であることに気付くウルリッヒ。イネスが建築現場で見つかった少年二人の遺体の話をしているのを聞き、立ち上がる。上着を置いたまま、店を飛び出していく。

ベルント原発所長(ヘルゲの父)が建設現場で発電所について人々に説明をしている。終了後、ティーデマンに話を聞かれ、所長は少年の遺体を捨てたのは原発反対派だという。または火力発電所のやつらだとも。

クラウディアがトロンテに近所に案内するのに、後ろからついていくヘルゲ。洞窟の前で、クラウディアにもう帰るよう言われてしまう。邪魔者と言わんばかりの二人が去り、残されたヘルゲはクラウディアの連れていた犬を、棒を洞窟に投げ入れて中に入るように誘導する。棒を追って洞窟の中へ駆けていく犬。犬が戻ってこないので、ヘルゲは走って逃げた。

警察署ではウルリッヒが、遺体が息子か確かめさせろと暴れていた。そこへ戻ってきたティーデマン。遺体の特徴がウルリッヒの話す息子の特徴と一致しないことを伝える。ヘルゲ・ドップラーを知らないか尋ねられ、ベルントの息子だと言うとウルリッヒは老人だと言う。ドップラー家に大人の男はベルントしかいない。なにか怪しいものを感じるティーデマンだが、ウルリッヒは立ち去ってしまう。

帰宅したティーデマンに、アグネスを紹介する妻。アグネスはヴィンデンは祖母の出身地という。クラウディアがトロンテと帰宅し、犬がいなくなったことを告げる。探しに行くティーデマン。

改めて少年ヘルゲに会うウルリッヒ。ヘルゲはコインネックレスのことは知らない。大事そうにしている箱の中身を見せてもらうと、鳥の死体だった。殺したのか尋ねると空から落ちてきたと言う。ヘルゲに不穏なものを感じるウルリッヒ。ヘルゲが未来で少年たちを殺すと確信し、ヘルゲを殺そうとする。抵抗し逃げ出すヘルゲ。追い詰めたヘルゲの頭を石で何度も殴打する。

犬がヘルゲといると思い、ドップラーの屋敷を尋ねるティーデマン。ドップラー夫人は犬はいないと冷たく突き放す。ティーデマンを返した後、屋敷の外でヘルゲを探す。

意識を失ったヘルゲを地下室に引き入れるウルリッヒ

アグネスになにか感じるドリス(ティーデマンの妻)。

犬の心配をするクラウディア。

トロンテのシャツの下の腕には、いくつもの丸い火傷の痕がつけられていた。

ウルリッヒが忘れていった上着に気付いたタンハウスは、ポケットからこの時代にはないスマートフォンを見つける。

ウルリッヒは、地下室の前に座り込んでいた。


1986年

時計屋のタンハウスの元に現れる髭ヨナス。2人はタイムトリップについて話し合う。「トリケトラ(トリノティー・ノット)という図形、三つの円弧が繋がっている。洞窟の扉や病院に飾られた絵に描かれていたもの。未来と現在と過去の三つの次元を繋げるワームホール。時間の旅を取り出す髭ヨナス。懐かしそうに手に取り500部しか刷られなかったというタンハウス。時間旅行が夢だったと言うタンハウスだが、今は大事なものができたので、自分の居場所は過去や未来ではなく今だと話す。(大事なものとは育てているシャルロッテのことか?)ワームホールで閉じられた世界はループして、未来と過去が相互に依存し関係し合っているという仮説を話すタンハウス。その仮説は合っていて、自分は未来から来たと話す髭ヨナス。装置を見せ壊れているから直して欲しいと言う。装置にはタンハウスの名前が。髭ヨナスはこの装置が作ったワームホールで過去に来たのではなく、数ヶ月前に原発事故で漏れ出したエネルギーでできたワームホールを壊すためにこの装置を直してほしい。髭ヨナスに帰れと言うタンハウス。髭ヨナスは未来で起きたことを知りそれを変えるにはタンハウスの力が必要と言って店から去る。髭ヨナスが置いていった装置と、棚から取り出した自分の作った装置を並べるタンハウス。古いかどうか以外は寸分違わなかった。


2019年

洞窟を進む老人ヘルガを追跡するウルリッヒ。トリケトラの扉を開いて中に進む。さらに分岐を左に進む。


???

地下室の壁に貼られた、ヴィンデンの人々の写真。それを眺める老婆(老クラウディア)。

ダーク・ネタバレ S1-7

S1-7

 


監禁部屋で、左耳の周りが血まみれの少年が目を覚ます。起き上がり部屋中を見まわし装置に触れる。

 


2019年

老人ホームの部屋で夢から目を覚ます老人ヘルゲ。全部思い出した、と呟く。

マッツの墓の前に立つウルリッヒ。その後、検死医を訪ね、死後10時間ほどのあの少年の遺体が長期保存された可能性はないか質問をするが、否定されてしまう。自宅でマッツの操作資料を広げ、一人で洗い直すことにする。その中にはティーデマンの警察手帳もあり、ヘルゲが森の道ではなく遠回りの州道を通ったことが記述されていた。

シャルロッテは昨日の揺れについてどこかに電話をしている。ウィラーが入ってきて、発電所の捜査令状が降りたと告げる。雨の中、発電所に赴き、捜査令状をアレクサンダーに突きつけると、アレクサンダーはしぶしぶ警察車両を中に入れる。捜索中、ウルリッヒからシャルロッテに着信が入る。1986年、ヘルゲ(シャルロッテの義父)が事情聴取を受ける予定だったが、聴取記録はないと。義父がマッツを攫い、33年後にミッケルたちを攫ったと?と尋ね返すシャルロッテ。老人ホームにいて、認知症の義父を疑うのは見当違いだと言われてもなお可能性はあると言って電話を切るウルリッヒ

発電所敷地内の竪穴を見つけ、一人降りるシャルロッテ。洞窟内で黄色い紙片?のようなものを拾う(ヨナスの上着の切れ端?)。

老人ホームのヘルゲを訪ねるウルリッヒ。ヘルゲはウルリッヒの質問には答えず「君を知ってる。私は過去も未来も変えられる」と言う。ミッケルの居場所を聞き出そうとするウルリッヒだが、職員たちに引き剥がされてしまう。

警察署でウルリッヒを説教するシャルロッテウルリッヒは、ヘルゲが何かを知っているという主張を曲げない。ティーデマンのメモの「なぜ森の道じゃない?」が気になっている。自宅に戻り、カタリナに停職になったことを告げる。カタリナはハンナとのことを知ってる、これまであなたは幸せじゃなかったの?と話す。ウルリッヒは説明すると言うがカタリナは取り合わない。カタリナはヤーナから電話があり、ミッケルがいなくなったのにマッツの話ばかりしていたと吐き捨てるように告げて去った。

ヤーナの家に行き、マッツは死んだと言うウルリッヒだが、ヤーナは33年間生きてると信じてきたと話す。電話をしたのは警察には言ってないが、マッツが失踪する1週間前、家の前で男と司祭が口論していて、今朝その男(司祭ではない方)を見たからだと言う。男は片耳が潰れていた。おかしな話だとヤーナもわかっているが、33年前と少しも歳を取らず変わってなかったと言う。

ウィラーがシャルロッテに、発電所の洞窟がどこまで伸びているか報告する。森の道の南までだという。

夜、一人で車で山小屋にやってくるシャルロッテ。ペーターに電話し、ヘルゲの1936年の聴取を知ってるか尋ねるが、ペーターは知らないと言う。山小屋について続けて尋ねるが、ペーターは自分が来たのは1987年だから知らないと言う(ペーターは1987年に来た?どこから?やはりヘルゲの実子ではなく養子なのか?)。電話を切り、地下室に入るシャルロッテ。その時、照明が明滅し始める。地下室の床に落ちている紙を拾うシャルロッテ。絵本のようなイラストが描かれている。

照明の明滅に気付き、呼吸チューブを外すヘルゲ(老)は、ベッドから起き上がる。

洞窟から出てきたヨナスは、自宅に帰る。眠っているハンナの隣に座っていた。目を覚ましたハンナに、運命を信じる?と尋ねると、ハンナは男が去るのが私の運命と皮肉る。ヨナスは、父さんは愛してたと言う。泣きそうになるハンナを、ヨナスは抱きしめた。

ヨナスは泣きながら、一人でミハエルの遺書に火をつける。

再び老人ホームののヘルゲを(おそらくこっそり)訪ねるウルリッヒだが、部屋にヘルゲの姿はなく、どんぐりで作った人形の置物?と、時間の旅という本が残されていた。本にはしおりがわりに、赤い紐のコインネックレスがはさまっていた。窓が開いており、外に出るとまだヘルゲの姿が見えた。跡を追うウルリッヒ。真っ暗な森を進むヘルゲを見失わないように追いながら、シャルロッテに電話するが留守電。「誰が誘拐したかじゃない、いつ誘拐したかだ」とメッセージに残す。洞窟に入るヘルゲとウルリッヒ

 


1986年

留置場に入っている少年ウルリッヒ

病院の壁にかけられた絵(文字が書かれた石碑の絵で、洞窟の扉についていたのと同じ図案がある)を眺めるミッケル。

目を覚ますヨナス。森の物見櫓?のような小屋で一晩明かしたらしい。現代との様子の違いを感じながら学校へ入る。廊下に座って音楽を聴いているレジーナに声をかけ、今日は何日か尋ねると1986/11/9という。レジーナに誰か探してるか聞かれ、ミハエル・カーンヴァルトと父の名を言うも知らないと言われ、イネスの息子と言うとイネスに息子はいないと言われてしまう。イネスは病院にいると教えてくれる。授業が終わったカタリナがレジーナを押し除けるようにして出ていく。

マッツの失踪に、ウルリッヒが関わってるのではないかと疑うティーデマン。発電所に、ヘルゲに会いに行く。ヘルゲはマッツ失踪の日、勤務していた。その時の話を聞きたいというが、ヘルゲは巡回の時間だと言うので明後日火曜に署に来てもらうことに。

雨の中、病院は向かって歩くヨナス。そこへティーデマンのパトカーが通りかかり、病院へ行くと言うと送るから乗るように言われる。車中でティーデマンの質問を当たり障りなくかわすヨナス。ポケットから出たApple社製イヤホンを何かと聞かれ、イヤホンと答えるとそんなものはないと否定するティーデマン。耳の中に入れると説明すると驚く(この頃はまだヘッドフォン主流?)。別れ際、悪魔崇拝が若者に流行ってるのか?と聞かれ思わず吹き出すヨナスだがティーデマンの真顔に真面目にそんなことはないと答え直す。病院に入り、そこでイネスと一緒にいるミッケルを見るヨナス。そこに、髭ヨナスが現れる。自分の見ている光景が信じられず、髭ヨナスにこれが現実か、髭ヨナスも実在するのか狼狽して尋ねるヨナスだが髭ヨナスは正常であると肯定する。ミッケルを連れ戻すと言うヨナスを止める髭ヨナス。そうすればヨナスが存在しなくなると。ヨナスの存在は重大な役割があると。

勤務を終え、車に乗るヘルゲ。

ティーデマンの聴取に、レイプはされてないと証言するカタリナだが、ウルリッヒを庇ってると思われてしまう。目撃者が誰かは教えてもらえない。

病院内でミッケルに近付こうとするヨナスだが、そこにハンナが現れる。ハンナとミッケルが言葉を交わす様子を物陰から見つめる。

洞窟の刻印の扉を開けるヨナス。

署内でティーデマンも照明の明滅に気付く。

 


???

山小屋の地下室に入っていく、1936年のヘルゲ。話の流れ的に、2019年のヤーナが見た33年前、司祭と口論していた男というのは1936年のヘルゲのことだろう。

地下室から出てくるヘルゲ。目の周りがこげついた少年の遺体(紺色の上着に紺色のニット、首には赤い紐のコインネックレス)を、シートに包む。表情は悲壮に満ちている。シートを引き摺り地下室から離れる。地下室の中には、上半身裸で床をマップで洗う男がいた。背中には、ミッケルが眺めていた病院の絵と同じ石碑の刺青。男は、ノアだった。壁に何かを書く。「1953年11月5日 1953年11月9日」

ダーク・ネタバレ S1-6

S1-6

1986年

洞窟の前で木に縛られ、カタリナとウルリッヒに呼びかけるレジーナ。両頬に墨?で横棒が描かれている。

悪夢に飛び起きるヤーナと、寄り添うトロンテ。

 


2019年

行方不明の少年3人の捜索について、捜査員に改めて指示をするシャルロッテ

学校の壁に貼られた昔の写真にミッケルが写っているが、そのことには誰も気付いていない。

ハンナに父ミハエルとの出会いを尋ねるヨナス(前回ミハエルの遺書でミハエル=ミッケルを知った)。病院だと答えるハンナ。そのときハンナは14歳。病気になる前はどんな人だった?という質問(ミハエルの病気とは?)。ハンナに何か言いかけてやめるヨナス。

署の書庫にいるウルリッヒ。マッツの捜査資料を見返している。

学校に行こうとするマルタとマグヌスを引き止めようとするカタリナだが、マルタに反抗されてしまう。

ジーナは自宅で一人、乳がん検診の結果を開封している。

自室の引き出しから地図を取り出したヨナスは、そこに前はなかった書き込みがあるのに気付く。「印を辿れ」

両親の家でトロンテと会うウルリッヒ。マッツ、ミッケル両方の疾走したときのトロンテのアリバイを尋ねる。ヤーナが起きてきてトロンテを庇う。ヤーナと二人で話すウルリッヒ。なぜ父を庇うのか、マッツがいなくなった夜は父は不在だったのに、と問い詰められ、ヤーナは「あの人は浮気をしていてあの夜もその人と会っていた、クラウディア・ティーデマンと」と話す。マッツを最後に目撃したのはその娘、レジーナである。

ホテルのフロントで思い悩んだ末に、夫に電話をかけるレジーナ。だが留守電。

マグヌスは洞窟近くで、フランツィスカが隠れてやり取りをしている箱を開ける。中は空だった。近くに放置されたソファの周辺には使用済みのコンドームと、天使のネックレス。

送られてきた装置、照明、追記された地図をリュックに詰めるヨナス。一人、洞窟へ入っていく。

学校では、マルタが舞台の準備をしていた。控え室へ現れるバルトシュ。ミッケルがいなくなったのは自分が洞窟へ行こうと言い出したせいだと謝る。どことなく噛み合わない二人。

ミッケルのポスターを貼りまわって帰宅したカタリナ。誰もいないリビングで、ふとテーブルに投げ出されたウルリッヒの携帯電話の明細を見つける。やけに通話の多い番号にかけると、ハンナが出た。

森のホテルを訪れ、レジーナにマッツがいなくなったときのことを尋ねるウルリッヒ。マッツが一人で帰るのが怖かったレジーナを送ってくれた、ウルリッヒとカタリナがあんなことしたから(冒頭の森で縛られた少女はレジーナだった)あなたたちのせいだと責めるレジーナ。ウルリッヒはその腹いせにレイプ事件をレジーナがでっちあげたと思っていた。ぽかんとするレジーナ。ハンナが警察署でレジーナを見たと言っていたことを証左にするウルリッヒだが、レジーナはハンナはウルリッヒを手に入れるためならなんでもしただろう、あなたたちみたいな悪人じゃないので私は警察官の祖父にでっちあげの密告などしない、と言う。反論もなく立ち去るウルリッヒ。レジーナの眼から涙がこぼれた(心労…)。

失踪事件と謎の子供の遺体について取り上げるラジオ番組に電話をかけるカタリナ。殺人者がいる、そんなものいないと信じたい、みんな知り合いだから。だが、本当に知っているのか、見知った誰かの中に殺人者がいる、この街はおかしいと語る。

帰宅して、がん検査の結果の紙を見つけるアレクサンダー。妻が癌に侵され転移していることを知る。

自分のレイプ事件の捜査資料の目撃者としてハンナの名前が載っているのを見つけるウルリッヒ

もうすぐ舞台の幕があがる。客席に座るバルトシュ。

トロンテとペーターが、あの小屋で一緒にいる。扉の開いた地下室の前で。地下室の中に入り、9:17を待つ二人。

洞窟の探索を続けるヨナス。

ハンナの家に殴り込んできてレイプ事件のでっちあげを乱暴に問い詰めるウルリッヒ。目的は何かと問われ、あなたと答えるハンナ。お前は毒だと金八のようなことを言うウルリッヒ。夫の自殺まで持ち出されてビンタするハンナ。ウルリッヒはだまされたと捨て台詞を吐いて立ち去る。

ジーナに電話をかけるアレクサンダー。レジーナは、学校の駐車場で車を停めて、劇を見ているバルトシュを待っていた。なにがあってもそばにいる、愛してると言うアレクサンダーにただならぬものを感じながら、私もと答えるレジーナ。

洞窟に張り巡らされた赤いロープを辿り、その終着点に着いたヨナス。例の装置を取り出す。奥に進むと、装置が反応を示した。行き止まりの壁に、刻印がされていた。それは扉だった。

舞台の上でセリフを言いながら、だんだん涙が出てきて嗚咽するマルタ。最後部の席で見ていたカタリナは思わず駆け寄り、舞台上でマルタを抱きしめる。

扉を開くヨナス。向こうからは風が強く吹いてくる。

街の中のあらゆる照明が、チラチラと点滅する。トロンテの持っている手帳?には、何かの日時がいくつも記されていて、その中が今日の今の時刻だった。

マルタに寄り添い学校を出ようとするカタリナとすれ違うレジーナ。ラジオでのカタリナの発言を、揶揄するようなことを言う。この街が嫌なら出ていけという挑発に乗って、何発もレジーナを殴るカタリナ(自分の体格の良さを考えろ!)。呆然とするマルタと、そこに現れ慌てて止めに入るマグヌス。当時何をしたか、子供達に話せとさらに挑発するレジーナだが、カタリナは二人を連れて学校を出て行き、二人と手を繋いで帰路に着く。

帰宅したレジーの顔を見て驚きながらも、抱きしめるアレクサンダー。

ウルリッヒは車の中で、自分たち兄弟のアルバムを眺めていた。そして、マッツと自分が並んで写っている写真を見て、何かに気付く。

扉の向こうの人工的な通路を這って進むヨナス。また、同じ扉を見つける。洞窟から、外に出る。

帰宅後、マルタはマグヌスの部屋を訪れる。さっきのはなんだったのか聞くマグヌスだが、マルタも答えることができない。両親がどんな子供だったのか、素顔を知らないと呟くマルタ。

洞窟から出たヨナスが、雨の中バス停の前を通る。そこに貼られたポスターは、行方不明のマッツのものだった。そこへ車が停車する。少女のハンナとハンナの父だった。送ろうかと声をかけるハンナの父。少女がハンナと呼ばれたことに驚くヨナス、申し出を断ってその場から立ち去る。

死体安置室で、発見された子供の遺体を取り出すウルリッヒ。顎の下に、母が言っていた傷があるかどうか確かめる。少年の着ていたトレーナーの柄が、さっき見ていた写真のマッツと同じものだったからだ。

ダーク・ネタバレ S1-5

冒頭、2019年と1986年が交錯する描写。行方不明の少年(ヤシンとマッツ)の写真を睨むシャルロッテティーデマン。ウルリッヒに電話するハンナと、スクラップ帳にウルリッヒの写真を貼る少女のハンナ(お、重い)。病室のミッケルの様子を見守る看護師のイネスと、かつてミッケルに与えた絵本?を出して眺めるイネス。バス停の前で落ち合う少年ウルリッヒと少女ハンナ、ハンナからの電話に出ないウルリッヒ

 

2019年

マルタから話があるというメールを受け取るヨナス。マルタはバルトシュからの電話に、出ない。ヨナスは、自転車につけられていた赤い紐を手にして思案する。

ミッケルの失踪から3日後に新たな失踪者ヤシンが出たことに町民は騒ぐ。

シャルロッテエリザベートにヤシンの失踪を告げ、エリックやミッケルについても知ってるこたはないか尋ねる。懐中時計を出して、ノアがどんな人物かも。泣きながらノアの風貌を説明するエリザベートシャルロッテは似顔絵を描く捜査官を寄越すという。ペーターは娘へのシャルロッテの言い方を咎めるが、逆にミッケル失踪時に診療所にいたと嘘をついたことを詰られてしまう。

森のホテルの髭ヨナス。壁の資料を眺め、装置の鞄の鍵を閉める。

マルタが電話に出ないことに苛立つバルトシュ。エリックの薬と見つけた携帯電話は暗証番号の入力があと一回しかできない。電話に非通知の着信が入る。出てみると、相手はノアで、バルトシュが出たことをわかっていた。

ウルリッヒの家を訪ねるハンナ。料理を持ってきたのを口実にしてきた。マルタと、カタリナが応じる。室内で家族の様子を尋ねるハンナ。そこにウルリッヒが現れ、ウルリッヒはハンナがいることに少し驚く。署に行くと言うウルリッヒに、雨なので乗せてほしいと頼むハンナ。カタリナも同意し、ハンナに礼を言いハグする。

森のホテルの受付でキャンセルの電話応対をしているレジーナ。髭ヨナスがやってくる。今晩までの荷物の配達を依頼し、数日の留守を告げる。キャンセルの続く今、部屋をキープしたいという客はありがたいレジーナ。荷物の宛先はヨナスだった。

バルトシュの家に来ているヨナス。マルタが電話に出ないことを相談するバルトシュに、そのうち落ち着くとしか言えない。気を取り直してゲームを始める二人。バルトシュはヨナスに、秘密を守れるかと聞く。エリックの売人と今夜会うと言うバルトシュにヨナスは冗談かと笑ってしまうが、バルトシュは本気で、一緒に来て欲しいと言う。快諾するヨナス。

署内でミッケルの捜査資料と懐中時計を見つめるシャルロッテ

車内でハンナにもう電話をするなと関係の終わりを告げるウルリッヒ。ハンナは引き下がらない。だが、ウルリッヒはとりつく島がない。

弟がいなくなった時、警察は役に立たなかったから自分は警察になったとシャルロッテに話すウルリッヒ。捜査主任は無能な酒飲み、というのはティーデマンのこと。33年前と同じだと自嘲するウルリッヒに、33年周期を知ってるかとシャルロッテは言う。一年は本当は365日じゃないから少しずつズレてるけど、それが33年で元に戻るのだという。星も惑星も宇宙全体が元の位置に。祖父(タンハウス)が言っていたのだという。

父の墓の前のベンチに座っているヨナス。そこへ髭ヨナスが現れる。「父親に似てるな」と話しかけてきて隣に腰掛ける。会ったことがあるかとヨナスが尋ねると、会ったことはないが君の父親を知ってる、命の恩人だという(戻ってきたヨナスがミハエルの自殺を止める=自分が生まれなくなることを、ミハエルが却下したことを言っている?)。

学校で演劇の舞台に立つマルタ。髭ヨナスは洞窟へ、ヨナスは学校へ行く。舞台の客席に座り、マルタの朗読を聞く。マルタがヨナスに気付き目が合う。バルトシュからヨナスのスマホに着信が入るが、通知を切るヨナス。

道沿いで電話をかけていたバルトシュはヨナスが出ないことに苛立つ。一人での後の待ち合わせ場所へ向かう。

ヨナスは控え室のマルタを訪ねる。フランスに行ってたんじゃなくて、父の自殺によるPTSDで精神病院にいたことを告白し、夏のこと(ミハエルが自殺する直前の、パーティーの夜のこと。S-2で描かれる)は遊びじゃないかと確認する。ヨナスにキスをするマルタ。

バルトシュの前に、車でノアが現れる。ノアに促され、後部座席のノアの隣に座る。(運転は誰が?)車がゆっくりと走り出す。

署内でエリザベートの目撃を元に作られたノアの似顔絵を見つめるシャルロッテ

ミッケルの部屋のベッドで横たわるカタリナに、寄り添うウルリッヒ。後ろから抱きしめられながら、浮気しているか聞くカタリナ。否定するウルリッヒ

 

1986年

病室のミッケルにプレゼントを渡すイネス。親身にミッケルに語りかけ、身元や連絡先を聞こうとする。

ミッケルの病室に現れるノア。椅子にかけ、ミッケルにノアと名乗る。聖クリストファー教会の司祭と。信仰を尋ねるノアに科学的知識で答えるミッケルだが、ノアはその科学さえも神が創造したものではないかと話す。神の定めた計画があると。

校内で楽しそうに話す少年ウルリッヒと少女ハンナだが、ウルリッヒはカタリナを見かけるとハンナを置いて行ってしまう。自分よりすでに大人の女性らしい身体のカタリナを、じっと見るハンナ。

二人で一服しながら、初体験はウルリッヒがいいと言うカタリナ。だが、避妊はちゃんとするよう付け加える。子供はいらない、と。

ミッケルを児童養護施設に入れる話をイネスにする女性(ケースワーカー?)。このまま病院にいさせられないかと聞くが却下されてしまう。女性に子供の有無を聞かれ、出産直後に息子を亡くしたと答えるイネス。

マッツの失踪記事を見つめるティーデマン。

病院の前に駐車するクリーニング業者の車。助手席にはハンナ、運転席にはハンナの父が座っている(この父はセバスティアン・クルーガーなのか?)。父が病院で搬出入の作業をしている間、車内で待つハンナ。外のベンチにミッケルが座っているのが見える。ミッケルはイネスからもらったプレゼントを開けていた。中身は、冒頭の2019年のイネスが見ていた本。ハンナはミッケルの隣のベンチに座る。ミッケルに「私かわいい?」と尋ねる。車内でも服の中を覗いて胸を確認しており、カタリナへの対抗心と劣等感に悩んでる模様。無言のミッケルに、願望を現実にする魔法が使えたらいいのにと語る。ミッケルはフーディーニの話をする。地面に落ちた王冠で手品を見せ、魔法などなく人間が変化を起こして魔法のような幻覚を見せてるのだと話す。「未来から来た」と言うミッケルに笑うハンナ。お互い名乗り握手をする。

部室で体を重ねるウルリッヒとカタリナ。

今度は学校に父の車でやってきたハンナ。同じように父を待っていて、何気なく窓から部室を覗き込んで抱き合うウルリッヒとハンナを見てしまう。

帰りの車内で、父に「いけないものを見てしまった」と告白するハンナ。ウルリッヒが「彼女が嫌がっているのに上に乗っていた」と言われ、動揺する父はティーデマンのところにハンナを連れていく。その証言を元に逮捕されてしまうウルリッヒ


2019年のハンナもなにかを決心したような顔で鏡に向き合っていた。

ノアの車から同じところで降ろされるバルトシュ。

装置を持った髭ヨナスが、洞窟から出ていく(いつの時代?)

自室に戻ったヨナスは、ベッドの上に置かれた箱を開ける(髭ヨナスがレジーナに配送を依頼したもの)。中には丸い照明と、黄色い謎の計測器のようなものと、古びたミハエルのあの遺書が入っていた。すでに開封されており、ヨナスに宛てたものだった。そこには、自分が2019年から1986年にタイムトリップしたこと、そのままそこでミッケルからミハエルになって成長したこと、すべてはつながっていて変えることができないこと、そして許してほしいと書かれていた。最後は「ミッケル/ミハエル」という署名で締め括られていた。呆然とするヨナス。

ミハエルの墓に、あの本を供えるイネス。本の中には「ミッケルの本」と手書きで書かれている。


タンハウスの店を訪れる髭ヨナス。タンハウスは白髪頭なので、これは1986年?

ダーク・ネタバレ S1-4

2019年

老人ホームの部屋でチクタクと呟き続けるヘルゲ。洞窟の入り口に顔の見えないフードの男が立っている。

朝、フランツィスカは妹に口紅を取られたと憤慨。それぞれ別の部屋から出てきて挨拶をするシャルロッテとペーター。朝の予定を伝え合うが、ぎこちない2人。

ミハエルの部屋で見つけた洞窟の地図を自室で眺めるヨナス。「交差点はどこにある?」という走り書き。

聾唖の妹に手話でブチギレるフランツィスカ。エリザベート(8歳)は盗んでないと答える。エリザベートはミッケルを嫌なやつ、嫌いと思っている。

学校へ行こうとするヨナスに、休んでもいいと言うハンナ。気晴らしでもしないかと。ヨナスの無言の反応に、すぐ撤回する。気晴らししたいのはハンナのほうでは?

ホームのヘルゲを訪ねるペーター。ヘルゲは「彼に伝えなくては」「止めないと」と呟くが誰に、何を止めるかは答えない。

エリザベートを車で学校に送る途中の道の、自然観察カメラのメモリーカードを抜き取るシャルロッテ

地図を持って洞窟にやってくるヨナス。洞窟に入っていくのを、背後の物陰から見ている髭ヨナス。

学校の前で帰りの迎えの話をしているシャルロッテだが、エリザベートは上の空。ヤシンという少年を見ている。

検死医に鳥の死因を調べさせるシャルロッテ。鳥の体の斑点を33年前にも見たと話す。少年の遺体の件で問い合わせの電話が来ているとシャルロッテに言うウェラー。ウルリッヒ

は来てない。

ミッケルのベッドで寝過ごしたウルリッヒ。カタリナは36時間も経つのに原発の捜索令状が降りないことに苛立つ(シャルロッテから電話があった)。

ヨナスは地図を片手に洞窟の中を進んでいく。

ミッケルのいなくなった時間帯の自然観察カメラの映像を確認するシャルロッテ。そこに映っていたのは夫ペーターの車のナンバーだった。エリックがいなくなった日のタイヤ痕をウェラーがウルリッヒの代わりに調べるか確認すると、自分がやると少し声を荒げた。

車に乗り込もうとしたペーターは車内に赤土が落ちていることに気付き、払い捨てる。シャルロッテから電話があり、ミッケルがいなくなった日の不在着信はなんだったか(帰宅が遅れる旨)、診療所にいたのか(22時頃までいた)、聞かれるがあやふやに答える。

森を1人歩くフランツィスカ。隠し場所から、缶の箱を取り出す。それを物陰から見ているマグヌス。中身を服の中に隠すとまた箱を元に戻す。

町外れのトレーラーを訪ねるシャルロッテ。1人で商売をしている男娼が扉を開ける。月曜にペーターが来たか、顧客かどうか尋ねる。男娼は顧客のことは忘れないと言い、ここ一年は見てないと答える。足早に立ち去るシャルロッテ

老人ホームの職員たちの噂話を耳にするヘルゲは。損傷の激しい少年の遺体の話。

学校に戻ってきたフランツィスカは、部室でさっき服の中に隠した封筒をバッグの中に移し、着替えを始める。

洞窟からヨナスが出てくると、道の脇に停めてあった自転車のハンドルに、赤い紐が短く結ばれていた。

新体操の練習をするフランツィスカを、扉越しに、それまでの険しい顔とは違う表情で見つめるマグナス。

山小屋を車で訪れるシャルロッテ。赤土。検死医から電話があり、死んだ鳥は鼓膜が破れて墜落して死んだという。電磁場の影響で見られるらしい。

学校の前で親の迎えを待つエリザベートとヤシン。手話で会話している。ヤシンの母親が先に現れ、ヤシンは帰っていく。一緒に送るか聞かれるが、エリザベートはママが来るからと断る。

山小屋の敷地内に、地下室への入り口を見つけるシャルロッテ(以後の貯蔵庫)。中は空っぽ。また電話がかかってくる。

部活が終わり更衣室に戻ってくるフランツィスカ。鞄の中にさっき入れた封筒がない。マグヌスが現れ、封筒の中の金はなんだと問いただす。麻薬売買を疑っている。奪い返したフランツィスカは、この金で嘘だらけのこの街を出ていくのだと言う。両親の不和と家庭の破綻を嘆くフランツィスカに、マグヌスはキスをし、2人は体を重ねる(学校の更衣室で大丈夫?!他の部員来ないの?!)

診療所にいるペーターにシャルロッテから電話が入る。原発に行かなければならないのでエリザベートを迎えに行ってほしいという。しぶしぶ了承するペーター。シャルロッテは一年前の約束「なにかあったら話す」を持ち出すが、ペーターは時間がないと電話を切る。

待ちくたびれたエリザベートは、ポケットから出したフランツィスカの口紅をひと塗りすると、一人で帰り始める。

雨が降り始め、老人ホームからヘルゲが脱走する。

土砂降りの中、跳ねながら歩くエリザベート。道に落ちている菓子の袋を、興味深そうに拾う。(見たことのないパッケージだから?今は売ってない昔の商品?)

学校に着いたペーターはエリザベートはもう帰ったと教師に言われる。今日は14時までだったと。

原発アレキサンダーに案内されるシャルロッテ。別室に侵入して見つかったウルリッヒがいた。額から血が流れている。ウルリッヒを車に乗せて連れ帰ることに。シャルロッテになぜいなくなるのは他の子供ではなく自分の子供なのか、文句をひとしきり言った後、途中で車を降りるウルリッヒ。ペーターから、エリザベートがいないと連絡が入る。

父の部屋で地図をじっくり眺めるヨナス。

エリザベートを探して森に入るシャルロッテ。道からすぐのところに、エリザベートの帽子が落ちている。

シャルロッテに言われた通り、家に戻ってクラスメイトに電話をかけていたペーター。帰ってきたシャルロッテに誰もエリザベートを知らないと告げると、シャルロッテは落ちていた帽子を見せる。絶句し、ゆっくりとシャルロッテを抱きしめるペーター。

警察が夜の森の中を、捜索を始める。

地図をしまい、ベットに横たわるヨナス。

居間で掃除機を片手に立ち尽くしているカタリナ。ウルリッヒが帰宅するが、何も言わずに二階へあがっていく。

フードを被った男が、山小屋に入る。

帰宅したフランツィスカ。消沈した両親の姿にただならぬものを感じる。はっとするシャルロッテとペーター。

捜索中の警官の前に徒歩で現れるヘルゲ。居合わせたウィラーに、「止めなくては、彼に伝えないと」と呟く。

普通にドアを開けて帰ってくるエリザベート。抱きしめるシャルロッテ。「迎えに来ないから歩いて帰って、途中で人に会った」と言って懐中時計を見せるエリザベート。ノアからもらったと言うが、当然シャルロッテたちの知らない名前。懐中時計は「昔ママが持ってた」という。ペーターと、帰宅に気付いたフランツィスカもエリザベートを抱きしめる。だが、エリザベートが自分の口紅を塗ってることに気付き平手打ちする。ウェラーから、ヘルゲを発見した連絡を受けるペーター。懐中時計の蓋の内側には、「シャルロッテへ」と刻印されていた。

ヨナスの寝ている部屋に、髭ヨナスが入ってくる。しまわれた地図を取り出し、何かを書き込んでまた引き出しに戻す。

老人ホームに戻ったヘルゲは変わらず「彼を止める」と話している。介護士に誰を止めるのかと聞かれると「ノア」と。

朝、1人で森の中を歩いているヤシン。母親と喧嘩でもしたのか、一人で学校に行けると怒っている。フードの男が現れ、「ノアの使いだ」と名乗る。ヤシンの名前を知っていた。